留学前に知っておきたい英語の文法用語と、先生が使う説明表現【現在形・過去形・進行形】基礎編Part2

フィリピンのバギオにあるPINES IELTS Specialized Campusのグラマーのグループクラス。マスクを着けた女性講師が、過去形、過去進行形、過去完了形、能動態、受動態などの英文法が英語で書かれたホワイトボードを指しながら説明している。Grit留学の真太郎とジェニーが実際に授業に参加した際に撮影した写真。

フィリピンのほとんどの語学学校では、英語だけで授業が行われます。
英語で英語の授業を受けるとき、日本語で学んだことがある文法でも、先生が使う英語の文法用語や説明の言い回しを知らないと、何を説明しているのかわからなくなることがあります。

私自身も、すでに知っている文法なのに英語での説明が理解できず、戸惑った経験があります。
この経験から、留学前に英文法を復習するだけでなく、先生がどのような英語を使って説明するのかを知っておくことも大切だと感じました。

このブログシリーズでは、英文法を復習しながら、英語で行われる授業の理解に役立つ文法用語や説明表現を紹介しています。

基礎編 Part 1では、品詞、文の要素と基本文型、動詞、名詞と冠詞の基本ルールを取り上げました。

続く基礎編 Part 2では、現在形、現在進行形、過去形、過去進行形を学びます。
習慣と進行中の動作の違いや、過去の出来事とそのとき進行していた動作の違いなど、混同しやすい文法についても具体的な例文で比較しています。

また、先生が英語で説明する場面を想定した英文と日本語訳に加え、授業で役立つ単語や英語表現も紹介しています。
記事の最後には、初級者向けの授業で先生がよく使う指示文や質問文も、日本語訳とともに紹介しています。

留学先で先生の説明を理解し、効果的に英語の学習ができるよう、留学前の学習に役立てていただければ嬉しいです。


フィリピンの英語教員免許を持ち、バギオの語学学校で英語を教えていたGrit留学のジェニーが監修しています。


※この記事は「留学前に知っておきたい英語の文法用語と、先生が使う説明表現」シリーズの【基礎編 Part 2】です。
【基礎編】は、以下の3記事で構成しています。

▶ 【品詞・文型】基礎編 Part 1
▶ 【現在形・過去形・進行形】基礎編 Part 2(この記事)
▶ 【未来・助動詞・比較】基礎編 Part 3

5. 現在形(Present Simple)

英語の授業では、先生が present simple(現在形)という文法用語を使って、日常的な習慣や一般的な事実について説明します。

現在形は、普段の習慣や、一般的に成り立つ事実などを述べるときに使います。

まずは、現在形の基本的な使い方と、主語による動詞の形の違いを確認しましょう。

① 現在形(Present Simple)の基本的な使い方

習慣や繰り返す動作

現在形は、日常的な習慣や定期的に繰り返す動作を表すときに使います。

➣ I go for a walk every morning.

私は毎朝散歩をします。

この文では、毎朝繰り返している習慣について述べています。

現在形では、always(いつも)、usually(普段は)、often(よく)、every day(毎日)など、頻度や繰り返しを表す言葉が一緒に使われることもあります。

一般的な事実

現在形は、一般的に成り立つ事実を述べるときにも使います。

➣ The Earth revolves around the sun.

地球は太陽の周りを回ります。

この文は、日常的な習慣ではなく、一般的な事実を表しています。

② 現在形の動詞の形と三人称単数現在形

現在形の肯定文では、一般動詞は主語が I、you、we、they の場合、通常、動詞の原形(Base Form)と同じ形を使います。

一方、主語が he、she、it や、1人の人・1つの物を表す名詞の場合には、動詞に -s などを付けます。

これを三人称単数現在形(Third-Person Singular Form)といいます。

次の2つの英文を比較してみましょう。

➣ I study English every day.

私は毎日英語を勉強します。

➣ My mother studies English every day.

私の母は毎日英語を勉強します。

2つ目の文では、主語の My mother が三人称単数なので、動詞の study が studies に変わっています。

三人称単数現在形の動詞の変化

動詞の形は、語尾によって次のように変化します。

動詞の原形 三人称単数現在形 変化のルール
work works 通常は-sを付けます。
watch watches -ch、-sh、-ss、-xなどで終わる場合は-esを付けます。
go goes -oで終わる一部の動詞には-esを付けます。
study studies 子音字+yで終わる場合は、yをiに変えて-esを付けます。
play plays 母音字+yで終わる場合は、-sを付けます。
have has 不規則に変化します。

このように、三人称単数現在形では、動詞によって語尾の変化が異なります。

なお、be動詞の現在形(am、is、are)や、否定文・疑問文の作り方については、基礎編 Part 1の第3項で紹介しています。

③ 先生は英語でどのように説明するのでしょうか?

語学学校の先生が、現在形の使い方や動詞の変化について説明する場面を想定してみましょう。

先生の説明例 1:日常的な習慣

We use the present simple to talk about habits and routines.

現在形は、習慣や日課について話すときに使います。

In the sentence “I go for a walk every morning,” “every morning” tells us that this is a regular activity.

「I go for a walk every morning.」という文では、「every morning」が定期的に行っている動作であることを示しています。

先生の説明例 2:一般的な事実

We also use the present simple to talk about general facts.

現在形は、一般的な事実について話すときにも使います。

The sentence “The Earth revolves around the sun” describes a general fact.

「The Earth revolves around the sun.」という文は、一般的な事実を表しています。

先生の説明例 3:三人称単数現在形

Look at “I study English every day” and “My mother studies English every day.”

「I study English every day.」と「My mother studies English every day.」を見てください。

“Study” is the base form. We use “studies” because “my mother” is a third-person singular subject.

「study」は動詞の原形です。「my mother」が三人称単数の主語なので、「studies」を使います。

When a verb ends in a consonant followed by “y,” we change “y” to “i” and add “-es.”

動詞が子音字+「y」で終わる場合は、「y」を「i」に変えて「-es」を付けます。

④ ここで覚えておきたい単語・表現

ここで覚えておきたい単語

英単語 発音記号(米国) 日本語
Habit /ˈhæb.ɪt/ 習慣
Routine /ruːˈtiːn/ 日課、決まった行動
Fact /fækt/ 事実

ここで覚えておきたい文法用語

▶ third-person singular:三人称単数
▶ base form:動詞の原形

なお、動詞の原形は、base verb と表現されることもあります。

ここで覚えておきたい英語表現

▶ We use A to talk about B.:Bについて話すときにAを使います。
▶ A tells us that B.:AはBということを示しています。
▶ When a verb ends in …:動詞が〜で終わる場合
▶ change A to B:AをBに変える

例えば、先生が次のように説明することがあります。

The word “often” tells us that an action happens regularly.

「often」という単語は、その動作が繰り返し行われることを示しています。

When a verb ends in “-ch,” we usually add “-es” for the third-person singular form.

動詞が「-ch」で終わる場合、三人称単数現在形では通常「-es」を付けます。

これらの用語や表現を覚えておくと、現在形の使い方や動詞の変化について英語で説明されたときにも理解しやすくなります。

6. 現在進行形(Present Continuous)

現在進行形(Present Continuous)は、今行っている動作だけでなく、一時的に続いている活動を表すときにも使います。

第5項で学んだ現在形(Present Simple)との違いも意識しながら、現在進行形の使い方と文の作り方を確認しましょう。

① 現在進行形(Present Continuous)の基本的な使い方

今この瞬間に行っている動作

現在進行形は、今まさに行っている動作を表すときに使います。

➣ She is talking to her teacher right now.

彼女は今、先生と話しています。

この文では、話している時点で実際に行われている動作を表しています。

現在を含む一定の期間に行っている活動

現在進行形は、今この瞬間だけでなく、現在を含む一定の期間に行っている一時的な活動を表すときにも使います。

➣ I am taking an English course this month.

私は今月、英語のコースを受講しています。

この文は、今この瞬間に授業を受けているという意味ではありません。
今月という期間に取り組んでいる活動を表しています。

② 現在進行形の作り方

現在進行形は、be動詞(am、is、are)と動詞の-ing形を組み合わせて作ります。

基本構造:S + be + V-ing

be動詞は、主語によってam、is、areを使い分けます。

主語 現在進行形の例文
I I am studying.
He、She、It She is studying.
You、We、They They are studying.

動詞の-ing形の作り方

通常は動詞の原形(Base Form)に-ingを付けますが、語尾によって形が変わる場合があります。

動詞の原形 -ing形 変化のルール
work working 通常は、そのまま-ingを付けます。
write writing 語尾のeを発音しない動詞は、通常、eを取って-ingを付けます。
see seeing 語尾が-eeで終わる動詞は、eを残して-ingを付けます。
run running 1音節で、短い母音の後に子音字1つで終わる動詞は、通常、最後の子音字を重ねて-ingを付けます。
begin beginning 2音節以上で、最後の音節にアクセントがあり、母音字+子音字1つで終わる動詞は、最後の子音字を重ねて-ingを付けます。
lie lying 語尾が-ieで終わる動詞は、ieをyに変えて-ingを付けます。
study studying 語尾が-yで終わる動詞は、yを変えずに-ingを付けます。

表のrunやbeginでは、動詞に-ingを付ける際に、最後の子音字を重ねています。
ただし、動詞の語尾がw、x、yの場合は、これらの文字を重ねません。

また、2音節以上の動詞で最後の音節にアクセントがない場合も、通常は最後の子音字を重ねません。

肯定文・否定文・疑問文

現在進行形の否定文では、be動詞の後ろにnotを置きます。

疑問文では、be動詞を主語の前に置きます。

文の種類 英文
肯定文 She is reading a book.
否定文 She is not reading a book.
疑問文 Is she reading a book?

否定文や疑問文でも、動詞の-ing形は変わりません。

③ 先生は英語でどのように説明するのでしょうか?

語学学校の先生が、現在進行形の使い方や文の作り方を説明する場面を想定してみましょう。

先生の説明例 1:今行っている動作

We use the present continuous to talk about actions happening at the moment of speaking.

現在進行形は、話しているそのときに行われている動作について話す場合に使います。

Look at “She is talking to her teacher right now.” The action is happening right now.

「She is talking to her teacher right now.」を見てください。その動作は今まさに行われています。

先生の説明例 2:一時的な活動

We also use the present continuous to talk about temporary activities happening around now.

現在進行形は、現在を含む一定の期間に行われている一時的な活動について話すときにも使います。

In the sentence “I am taking an English course this month,” the activity is happening around now, but not necessarily at this exact moment.

「I am taking an English course this month.」という文では、その活動は現在を含む期間に行われていますが、必ずしも今この瞬間に行われているわけではありません。

先生の説明例 3:現在進行形の作り方

To form the present continuous, use “am,” “is,” or “are” followed by the -ing form of the main verb.

現在進行形を作るには、「am」「is」「are」のいずれかを使い、その後ろに一般動詞の-ing形を置きます。

To make a negative sentence, add “not” after the verb “be.”

否定文を作るには、be動詞の後ろに「not」を加えます。

To make a question, put “be” before the subject.

疑問文を作るには、be動詞を主語の前に置きます。

④ 現在形と現在進行形の違い

現在形(Present Simple)と現在進行形(Present Continuous)では、同じ動詞を使っていても、表す意味が異なります。

次の英文を比較してみましょう。

習慣と今行っている動作の違い

➣ I study English every evening.

私は毎晩英語を勉強します。

この文は、日常的な習慣について述べているため、現在形を使っています。

➣ I am studying English now.

私は今、英語を勉強しています。

この文では、今まさに行っている動作を表すため、現在進行形を使っています。

普段の習慣と一時的な活動の違い

➣ He usually takes the bus to work.

彼は普段、バスで通勤しています。

この文は、普段の習慣を表しています。

➣ He is taking the train to work this week.

彼は今週、電車で通勤しています。

この文では、今週という限られた期間の一時的な活動について述べています。

先生の説明を想定した英語

The present simple describes regular habits, while the present continuous can describe actions happening now.

現在形は日常的な習慣を表しますが、現在進行形は今行っている動作を表すことができます。

In “He usually takes the bus to work,” “usually” tells us this is his normal routine. In “He is taking the train to work this week,” “this week” tells us the situation is temporary.

「He usually takes the bus to work.」では、「usually」が普段の習慣であることを示しています。一方、「He is taking the train to work this week.」では、「this week」が一時的な状況であることを示しています。

⑤ ここで覚えておきたい単語・表現

ここで覚えておきたい単語

英単語 発音記号(米国) 日本語
Action /ˈæk.ʃən/ 動作、行動
Temporary /ˈtem.pə.rer.i/ 一時的な
Moment /ˈmoʊ.mənt/ 瞬間、時点

ここで覚えておきたい文法用語

▶ present continuous:現在進行形
▶ present progressive:現在進行形の別の呼び方
▶ -ing form:動詞の-ing形

ここで覚えておきたい英語表現

▶ at the moment:今、現在
▶ right now:今まさに
▶ at the moment of speaking:話しているそのときに
▶ A is followed by B.:Aの後にBが続きます。
▶ double the final consonant:語尾の子音字を重ねる

例えば、先生が次のように説明することがあります。

At the moment, the students are practicing pronunciation.

今、生徒たちは発音の練習をしています。

To make “running,” double the final consonant before adding “-ing.”

「running」を作るには、「-ing」を付ける前に語尾の子音字を重ねます。

これらの単語や表現を覚えておくと、現在進行形の作り方や現在形との違いについて、英語で説明されたときにも理解しやすくなります。

7. 過去形(Past Simple)

過去の出来事や習慣を表すときに使うのが、過去形(Past Simple)です。

ここでは、基本的な使い方に加え、動詞の形の変化や否定文と疑問文の作り方も確認しましょう。

① 過去形(Past Simple)の基本的な使い方

過去に起こった出来事

過去形は、過去に起こり、すでに終わった動作や出来事を表すときに使います。

➣ We visited a museum last Sunday.

私たちは先週の日曜日に博物館を訪れました。

この文では、先週の日曜日に起こった出来事について述べています。

過去形では、yesterday(昨日)、last week(先週)、two days ago(2日前)など、過去の時点を表す言葉が一緒に使われることもあります。

過去の習慣や繰り返していた動作

過去形は、過去に繰り返していた習慣や動作を表すときにも使います。

➣ I walked to school every day when I was a child.

私は子どものころ、毎日歩いて学校に通っていました。

この文では、子どものころに繰り返していた習慣について述べています。

② 規則動詞と不規則動詞

一般動詞は、過去形の作り方によって、規則動詞(Regular Verbs)と不規則動詞(Irregular Verbs)に分けられます。

規則動詞(Regular Verbs)

規則動詞は、通常、動詞の原形(Base Form)に-edを付けて過去形を作ります。

ただし、動詞の語尾によって、次のような変化のルールがあります。

動詞の原形 過去形 変化のルール
work worked 通常は-edを付けます。
live lived 語尾が-eで終わる動詞は、-dを付けます。
study studied 語尾が子音字+yで終わる動詞は、yをiに変えて-edを付けます。
play played 語尾が母音字+yで終わる動詞は、yを変えずに-edを付けます。
stop stopped 1音節で、短い母音の後に子音字1つで終わる動詞は、通常、最後の子音字を重ねて-edを付けます。
prefer preferred 2音節以上で、最後の音節にアクセントがあり、短い母音の後に子音字1つで終わる動詞は、通常、最後の子音字を重ねて-edを付けます。

表のstopやpreferでは、動詞に-edを付けて過去形を作る際に、最後の子音字を重ねています。
ただし、動詞の語尾がw、x、yの場合は、これらの文字を重ねません。

また、2音節以上の動詞で最後の音節にアクセントがない場合も、通常は最後の子音字を重ねません。

不規則動詞(Irregular Verbs)

不規則動詞は、規則動詞のように-edを付けるルールに従わない動詞です。

動詞の原形 過去形 日本語
go went 行く
eat ate 食べる
see saw 見る
have had 持っている
put put 置く

不規則動詞には、go → wentのように形が大きく変わるものだけでなく、put → putのように原形と過去形が同じものもあります。

不規則動詞の変化には共通のルールがないため、それぞれの過去形を覚える必要があります。

be動詞の過去形(Was and Were)

be動詞の過去形には、wasとwereがあります。

主語(Subject) be動詞の過去形
I、He、She、It was
You、We、They were

例えば、次の英文です。

➣ I was busy yesterday.

私は昨日忙しかったです。

➣ They were at school last Monday.

彼らは先週の月曜日に学校にいました。

このように、be動詞の過去形は主語によってwasとwereを使い分けます。

③ 過去形の否定文・疑問文

一般動詞とbe動詞では、過去形の否定文と疑問文の作り方が異なります。

一般動詞の場合

否定文では、did not(didn’t)の後ろに動詞の原形を置きます。
疑問文では、通常、主語の前にdidを置き、その後ろの動詞は原形にします。

文の種類 英文
肯定文 She watched a movie last night.
否定文 She did not watch a movie last night.
疑問文 Did she watch a movie last night?

否定文と疑問文では、didが過去を表すため、動詞は過去形にしません。

したがって、Did she watched a movie? とは言いません。

また、did notはdidn’tと短縮することも一般的です。

be動詞の場合

be動詞の過去形では、否定文はwasまたはwereの後ろにnotを置きます。
疑問文では、主語とwasまたはwereの順番を入れ替えます。

文の種類 英文
肯定文 He was tired yesterday.
否定文 He was not tired yesterday.
疑問文 Was he tired yesterday?

be動詞の否定文や疑問文では、didを使いません。

また、会話ではwas notをwasn’t、were notをweren’tのように短縮することも一般的です。

④ 先生は英語でどのように説明するのでしょうか?

語学学校の先生が、過去形の使い方や動詞の変化について説明する場面を想定してみましょう。

先生の説明例 1:過去の出来事と習慣

We use the past simple to talk about actions that happened and finished in the past.

過去形は、過去に起こり、すでに終わった動作について話すときに使います。

We can also use it to talk about past habits.

過去の習慣について話すときにも使うことができます。

For example, “I walked to school every day when I was a child” describes a past habit.

例えば、「I walked to school every day when I was a child.」という文は、過去の習慣を表しています。

先生の説明例 2:規則動詞と不規則動詞

Regular verbs usually end in “-ed” in the past simple. Irregular verbs do not follow this rule.

規則動詞は、通常、過去形で語尾に「-ed」が付きます。不規則動詞は、このルールに従いません。

For example, the past form of “buy” is “bought,” not “buyed.”

例えば、「buy」の過去形は「bought」であり、「buyed」ではありません。

先生の説明例 3:wasとwereの使い分け

We use “was” with “I,” “he,” “she,” and “it.” We use “were” with “you,” “we,” and “they.”

「I」「he」「she」「it」には「was」を使います。「you」「we」「they」には「were」を使います。

先生の説明例 4:didと動詞の原形

After “did” or “didn’t,” use the base form of the verb.

「did」または「didn’t」の後ろには、動詞の原形を使います。

For example, we say “Did they go home early?” not “Did they went home early?”

例えば、「Did they go home early?」と言い、「Did they went home early?」とは言いません。

⑤ ここで覚えておきたい単語・表現

ここで覚えておきたい単語

英単語 発音記号(米国) 日本語
Regular /ˈreɡ.jə.lɚ/ 規則的な
Irregular /ɪˈreɡ.jə.lɚ/ 不規則な
Tense /tens/ 時制

ここで覚えておきたい文法用語

▶ past simple:過去形
▶ simple past:過去形の別の呼び方
▶ past form:動詞の過去形
▶ regular verb:規則動詞
▶ irregular verb:不規則動詞

ここで覚えておきたい英語表現

▶ in the past:過去に
▶ A is the past form of B.:AはBの過去形です。
▶ end in …:語尾が〜で終わる
▶ follow a rule:規則に従う
▶ use the base form after …:〜の後ろに動詞の原形を使う

例えば、先生が次のように説明することがあります。

We don’t always need a time expression like “yesterday” to describe events in the past. The context may make the time clear.

過去の出来事を説明する際、「yesterday」のような時間表現が必ずしも必要とは限りません。前後の文脈から時期がわかることもあります。

“Read” is the past form of “read.” The spelling is the same, but the pronunciation is different.

「read」の過去形も「read」です。つづりは同じですが、発音が異なります(原形 /riːd/、過去形 /red/)。

8. 過去進行形(Past Continuous)

過去進行形(Past Continuous)は、過去のある時点で進行していた動作や、そのころ一時的に続いていた活動を表すときに使います。

第7項で学んだ過去形(Past Simple)との違いを理解しながら、基本的な使い方を確認しましょう。

① 過去進行形(Past Continuous)の基本的な使い方

過去のある時点で進行していた動作

過去進行形は、過去の特定の時点で、すでに始まっていて進行中だった動作を表します。

➣ At 8 p.m. last night, I was studying English.

私は昨夜20時に英語を勉強していました。

この文では、20時より前に英語の勉強を始め、20時の時点でも勉強を続けていたことを表しています。

過去の一定期間に続いていた活動

過去進行形は、特定の時刻だけでなく、過去の一定期間に行われていた一時的な活動を表すときにも使います。

➣ Last summer, I was working at a café.

私は昨年の夏、カフェで働いていました。

この文は、昨年の夏という期間に働いていたことを表しており、特定の瞬間に行っていた動作を述べているわけではありません。

② 過去進行形の作り方

過去進行形は、be動詞の過去形(was、were)と動詞の-ing形を組み合わせて作ります。

基本構造:S + was/were + V-ing

主語に応じてwasまたはwereを使い、否定文ではその後ろにnotを置きます。
疑問文ではwasまたはwereを主語の前に置きます。

文の種類 英文
肯定文 They were playing soccer.
否定文 They were not playing soccer.
疑問文 Were they playing soccer?

否定文では、was notをwasn’t、were notをweren’tと短縮することもできます。

なお、動詞の-ing形の詳しい作り方は本ブログ第6項の「動詞の-ing形の作り方」で、
wasとwereの使い分けは本ブログ第7項の「be動詞の過去形(Was and Were)」で紹介しています。

③ 先生は過去進行形を英語でどのように説明するのでしょうか?

語学学校の先生が、過去進行形の意味や文の作り方を説明する場面を想定してみましょう。

先生の説明例 1:過去のある時点で進行していた動作

We use the past continuous to talk about an action that was in progress at a particular time in the past.

過去進行形は、過去のある時点で進行していた動作について話すときに使います。

The action started before that time and was still happening at that moment.

その動作は、その時点より前に始まり、その時点でも続いていました。

先生の説明例 2:過去進行形の作り方

To form the past continuous, use “was” or “were” followed by the -ing form of the main verb.

過去進行形を作るには、「was」または「were」の後ろに一般動詞の-ing形を置きます。

To make a question, put “was” or “were” before the subject.

疑問文を作るには、「was」または「were」を主語の前に置きます。

④ 過去形と過去進行形の違い

過去形(Past Simple)と過去進行形(Past Continuous)は、どちらも過去について述べるときに使いますが、出来事のどの部分に注目するかが異なります。

過去形は、過去に起こった出来事をひとまとまりとして表すのに対し、過去進行形は、過去のある時点で動作が進行していたことを強調します。

同じ出来事でも時制によって意味が変わります

次の2つの英文を比較してみましょう。

➣ When I got home, my father cooked dinner.

私が帰宅すると、父は夕食を作りました。

この文では、私が帰宅した後に、父が夕食を作ったことを表しています。

➣ When I got home, my father was cooking dinner.

私が帰宅したとき、父は夕食を作っていました。

こちらの文では、私が帰宅する前から父は夕食を作り始めており、帰宅した時点でも料理を続けていたことを表しています。

つまり、過去形では出来事が起こったことを伝え、過去進行形では、その時点ですでに動作が進行していたことを伝えています。

なお、過去進行形は、その時点で動作が進行中だったことを表しますが、その後に動作が完了したかどうかまでは示しません。

進行中の動作と、その途中で起こった出来事

過去進行形と過去形を1つの文で組み合わせると、ある動作が続いている間に、別の出来事が起こったことを表せます。

➣ I was reading a book when the doorbell rang.

私が本を読んでいるときに、玄関のチャイムが鳴りました。

この文には、2つの動作があります。

▶ I was reading a book.(過去進行形):本を読んでいる途中でした。
▶ The doorbell rang.(過去形):その途中でチャイムが鳴りました。

本を読むという動作が先に始まっており、その動作が続いている間にチャイムが鳴ったことがわかります。

ただし、別の出来事が起こったからといって、進行中の動作が必ず中断されたとは限りません。

先生の説明を想定した英語

The past simple focuses on a past event, while the past continuous focuses on an action that was in progress at that time.

過去形は過去に起こった出来事に注目し、過去進行形はその時点で進行していた動作に注目します。

In “When I got home, my father cooked dinner,” the cooking started after I got home.
But in “When I got home, my father was cooking dinner,” the cooking was already in progress.

「When I got home, my father cooked dinner.」では、私が帰宅した後に父が料理を始めました。
一方、「When I got home, my father was cooking dinner.」では、帰宅した時点ですでに料理が進行中でした。

We often use the past continuous for a background action and the past simple for an event that happens during it.

背景となる進行中の動作には過去進行形を、その途中で起こる出来事には過去形を使うことがよくあります。

⑤ whenとwhileの使い方

過去形と過去進行形を組み合わせる際には、when(〜したとき)や while(〜している間に)がよく使われます。

例えば、次の英文です。

➣ While I was waiting for the bus, I saw my teacher.

バスを待っている間に、先生を見かけました。

この文では、バスを待っている動作が続いている間に、先生を見かけたことを表しています。

when は特定の出来事が起こったときを、while はある動作が続いている間を表すときによく使われます。

ただし、when の後ろは必ず過去形、while の後ろは必ず過去進行形になるというルールではありません。
どちらも文の意味や伝えたい内容によって使い分けます。

⑥ ここで覚えておきたい単語・表現

ここで覚えておきたい単語

英単語 発音記号(米国) 日本語
Event /ɪˈvent/ 出来事
Background /ˈbæk.ɡraʊnd/ 背景
Interrupt /ˌɪn.t̬əˈrʌpt/ 中断する、途中で割り込む

ここで覚えておきたい文法用語

▶ past continuous:過去進行形
▶ past progressive:過去進行形の別の呼び方

ここで覚えておきたい英語表現

▶ in progress:進行中で
▶ at that time:そのとき
▶ at a particular time in the past:過去の特定の時点で
▶ while …:〜している間に
▶ background action:背景となる動作

例えば、先生が次のように説明することがあります。

Two actions can be in progress at the same time.

2つの動作が同時に進行していることもあります。

For example, “The students were practicing speaking while the teacher was taking notes.” Both actions were happening at the same time.

例えば、「The students were practicing speaking while the teacher was taking notes.」という文では、生徒がスピーキングの練習をしている間、先生がメモを取っていました。2つの動作が同時に行われていたことを表しています。

これらの単語や表現を覚えておくと、過去形と過去進行形の違いや、過去の出来事の時間的な関係について英語で説明されたときにも理解しやすくなります。

付録:授業で先生がよく使う英語表現

英語の授業では、先生が教科書を開くページを指定したり、音読や発音練習を指示したりします。

また、文章の内容を確認するために、さまざまな質問をすることもあります。

簡単な指示や質問でも、使われている単語や表現を知らないと、何をすればよいのかわからなくなることがあります。

ここでは、初級者向けの授業で先生がよく使う指示文や質問文を紹介します。

① 教科書や教材を使うとき

▶ Please turn to page 20.

20ページを開いてください。

▶ Look at the second paragraph.

2番目の段落を見てください。

▶ Follow along as I read.

私が読むところを目で追ってください。

② 音読や発音の練習をするとき

▶ Read the dialogue aloud.

会話文を声に出して読んでください。

▶ Listen and repeat after me.

私の発音を聞いて、後に続いて言ってください。

▶ Let’s switch roles.

役割を交代しましょう。

▶ Pay attention to my pronunciation.

私の発音に注意して聞いてください。

③ 文章や会話の内容を確認するとき

▶ What is this passage about?

この文章は何について書かれていますか?

▶ What is the story about?

その物語はどんな話ですか?

▶ Who is speaking in this dialogue?

この会話文では誰が話していますか?

▶ What happened to …?

〜に何が起こりましたか?

▶ Which paragraph contains the answer?

答えはどの段落に書かれていますか?

④ 文を作ったり、答えを詳しく説明したりするとき

▶ Please answer in a complete sentence.

単語だけでなく、文として答えてください。

▶ Can you make a sentence using this word?

この単語を使って文を作れますか?

▶ Why did you choose that answer?

なぜその答えを選んだのですか?

▶ Can you explain it in your own words?

それを自分の言葉で説明できますか?

▶ Can you tell me more about that?

それについてもう少し詳しく話してもらえますか?

⑤ 特に覚えておきたい単語

英単語 発音記号(米国) 日本語
Dialogue /ˈdaɪ.ə.lɑːɡ/ 会話文、対話
Paragraph /ˈper.ə.ɡræf/ 段落
Passage /ˈpæs.ɪdʒ/ 文章、読解文
Aloud /əˈlaʊd/ 声に出して
Pronunciation /prəˌnʌn.siˈeɪ.ʃən/ 発音
Sentence /ˈsen.təns/ 文
Contain /kənˈteɪn/ 含む

⑥ 覚えておきたい英語表現

▶ turn to page …:〜ページを開く
▶ follow along:読まれている箇所を目で追う
▶ repeat after me:私の後に続いて言う
▶ switch roles:役割を交代する
▶ pay attention to …:〜に注意を向ける
▶ in your own words:自分の言葉で
▶ complete sentence:省略のない文、完全な文

これらの単語や表現は、英文法だけでなく、リーディング、スピーキング、発音練習など、さまざまな授業で使われます。

先生によって指示や質問の言い方は異なりますが、基本的な表現を知っておくことで、授業中に何を求められているのか理解しやすくなります。

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この記事は「留学前に知っておきたい英語の文法用語と、先生が使う説明表現」シリーズの【基礎編 Part 2】です。

3編からなる【基礎編】のPart 1とPart 3は、次のような内容です。
ぜひあわせてご覧ください。

▶ 【品詞・文型】基礎編 Part 1
基礎編 Part 1では、品詞、文の要素と基本文型、be動詞と一般動詞、名詞と冠詞の基本ルールなどを取り上げています。
また、付録として、マンツーマン授業で先生に質問するときなどに使える英語表現も紹介しています。

▶ 【未来・助動詞・比較】基礎編 Part 3
基礎編 Part 3では、willとbe going toを使った未来表現、助動詞、比較級・最上級などを取り上げます。
また、似た文法の使い分けについて、先生が英語でどのように説明するのかも紹介します。


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この記事を書いた人

石川 真太郎/Grit留学代表

45歳を過ぎてから、苦手だった英語学習に挑戦し、フィリピンの語学学校のオンライン授業と、カナダへの留学を経験しました。
正直、英語力が劇的に伸びたわけではありませんが、新しい挑戦を通して人生が豊かになることを実感しました。

実際に授業や寮、食事、周辺環境などを体験・確認した学校のみを紹介しています。
自身の英語学習経験や現地訪問で得た情報、フィリピン滞在中の実体験も交えながら、これから留学を考える方に役立つ情報を発信しています。

この記事を監修した人

石川 ジェニー/Grit留学 留学アドバイザー

フィリピンの教員免許を持っている元英語講師です。
フィリピン・バギオの語学学校で、留学生を対象にESL、IELTS、TOEICを指導していました。
大学で学んだ英語教育の知識、語学学校訪問や講師へのインタビューをもとに、英語学習やフィリピン留学に関する情報を発信しています。
また、バギオでの生活体験を活かし、現地文化やフィリピンでの滞在をより充実させるためのスポットについても紹介しています。