
フィリピンのバギオにあるA&J ECO Campus(エーアンドジェイ・エコキャンパス)は、バギオ市内中心部から離れたIrisan(イリサン)にあり、自然に囲まれた静かな環境で学べる語学学校です。
私たちはA&J ECO Campusに3泊4日で滞在させていただき、その体験を前編と後編に分けてブログに書きました。
前編では、私たちが宿泊したECO Villaの設備や使い勝手、Wi-Fiの使用感をはじめ、校内カフェ、キャンプエリア、フィットネスジム、停電時にもキャンパス全域の電力を支えた発電機設備について紹介しました。
後編では、滞在中にいただいた朝食、昼食、夕食、週末のブランチを、写真とともに詳しくお伝えします。
料理の内容だけでなく、味や献立の組み合わせ、盛り付け、食事全体を通して感じた満足度についてもまとめています。
また、徒歩圏内の店舗やIrisan National High School(イリサン公立高校)と連携した日本語教師体験プログラム(L.E.P.)、A&J ECO Campusが向いている方・向いていない方についても紹介します。
最後に、宿泊施設や校内施設、キャンパスの立地やバギオ市内中心部と学校間のアクセスに関するよくある質問も掲載しています。
※この記事は前・後編の【後編】です。
前編はこちら👇
[バギオ・A&J ECO:実体験に基づく宿泊・食事・施設・周辺環境レビュー【前編】]
A&J ECO Campusでいただいた食事
朝食

写真:(左)イチゴジャムを添えたトースト、春雨とズッキーニのスープ、トマトと玉ねぎ入りスクランブルエッグ、野菜とフルーツのサラダ、大根とニンジンのピクルス、カクテキ、牛乳をかけたシリアル/(右)レタス・トマト・きゅうり・玉ねぎ・にんじん・オリーブ・マンゴー・リンゴなどのミックスサラダ
朝食の品数は比較的控えめですが、十分に満足できる内容でした。
ECOキャンパスの食事は料理の種類が特別多いわけではありませんが、一品一品の質が高いと感じました。
なかでもサラダは、私たちがこれまで訪れた語学学校でいただいた食事の中でも、特においしかったもののひとつです。
彩りがよく、さまざまな食材がたっぷり使われており、ヘルシーで食欲もそそられる、食事の中でもひときわ印象に残る一品でした。
昼食

写真:スパイシーバターチキン、牛肉プルコギ、ペチャイ(チンゲンサイ)炒め、白菜キムチ、ご飯、バナナ入りタピオカミルク(フィリピンのデザート)
黒いタピオカが入ったミルク風のデザートが気になった方もいるかもしれません。
さまざまな作り方がありますが、これは「Ginataang Saging at Sago(ギナタアン・サギン・アット・サゴ)」と呼ばれるフィリピンで親しまれているデザートで、「ココナッツミルクで煮たバナナとサゴ」という意味です。
ただし、今回のデザートには、一般的なサゴの代わりに黒いタピオカが使われていました。
サゴは、ヤシ科の植物から採れるでんぷんを小さな粒状に加工した食材で、東南アジアのデザートに広く使われています。
食事全体も十分に楽しめましたが、特に印象に残ったのはデザートです。
真太郎も私も、もう一杯食べたいと思ったほどでした。

別の日の昼食では、チキンシチュー、ポンパノという魚を韓国風に煮付けたPampano Jorim(ポンパノ・ジョリム)、Lumpiang Gulay(ルンピアン・グライ)、サラダ、白菜キムチ、Yema Cake(イェマケーキ)が提供されました。
Lumpiang Gulayは、野菜を薄い皮で包んで揚げたフィリピン風春巻きです。
フィリピンでは屋台や道端でもよく見かける身近な料理で、真太郎の大好物でもあります。
Yema Cakeは、卵黄とコンデンスミルクを使ったフィリピンの甘いお菓子「イェマ」をアレンジしたケーキです。
肉料理だけでなく魚や野菜、フィリピンらしい料理とデザートもそろっており、味や品質に加えて、献立の組み合わせや彩りまで楽しめる昼食でした。
夕食

写真:ナスとズッキーニのパルミジャーナ、カクテキ、ペパーミントを添えたカットスイカ、ご飯、ブロッコリー入りチキン炒め、Bulalo(ブラロ/フィリピンの牛すね肉スープ)
朝食と昼食がとてもおいしく、十分に満足していましたが、夕食までこれほど満足できるとは思っていませんでした。
メイン料理のひとつとして提供されたのが、フィリピンで親しまれている牛肉スープのブラロです。
ブラロを知らない方のために説明すると、一般的には牛すね肉を数時間じっくり煮込み、肉が柔らかくなり、旨味が十分に出るまで調理します。
トウモロコシやキャベツなどの野菜と一緒に提供されることが多いですが、私たちが食べたブラロは少し異なる形で出されていました。
ビュッフェカウンターに、茹でたジャガイモとバギオビーンズ(さやいんげん)のトレイ、煮込んだ牛肉のトレイ、トウモロコシとチンゲン菜が入った牛肉スープのポットに分かれて提供されていました。
そのため、好みに応じて具材の量を調整でき、よく考えられた提供方法だと思いました。
実際に食べてみると、食べ応えがありながら塩辛すぎず、おいしくいただけました。
真太郎はとても気に入り、おかわりもしていました。
全体的には、牛肉と鶏肉の料理に加え、ブロッコリーやナス、ズッキーニ、キムチ、スイカも添えられており、肉、野菜、果物を一度に楽しめる内容でした。
スイカに添えられたミントは見た目も涼しげで、食後をさっぱりと締めくくってくれました。
味だけでなく、料理の組み合わせや盛り付けにも工夫が感じられ、夕食全体としても期待以上に満足できました。
ブランチ

写真:ミニパンケーキ、ガーリックライス、オニオンスライスを添えたコンビーフとポテトの炒め物、大根のピクルス、カクテキ、野菜とフルーツのサラダ、かにかま入りクリームシチュー
その土曜日、私たちはサーフィンをするためにLa Union(ラ・ウニオン)へ向かう予定でした。
La Unionは、フィリピンで特に人気の高いサーフィンスポットのひとつで、「北部のサーフィンの中心地」とも呼ばれています。
午前中の移動とサーフィンを控えていたため、出発前にしっかりとしたブランチを食べられたのは嬉しいことでした。
コンビーフは、フィリピンの朝食でよく食べられている定番料理のひとつです。
偶然にも、真太郎は昔からコンビーフが好きで、自分でもポテトと一緒に炒めて食べていたそうです。
そのため、とても喜んで食べていました。
この日のサラダもおいしく、いつもより大きくカットされたマンゴーが入っており、見た目にも豪華でした。
特に珍しく感じたのが、イチゴを使ったドレッシングです。
好みは分かれるかもしれませんが、私たちはとても気に入りました。
ちなみに、バギオ周辺はイチゴで知られており、隣町のLa Trinidad(ラ・トリニダード)は、フィリピンを代表するイチゴの産地です。
食事がおいしかっただけでなく、週末のお出かけに必要なエネルギーもしっかり補給できました。

別の日のブランチでは、トマト・レタス・ツナなどをのせたカナッペ、野菜とフルーツのサラダ、大根のピクルス、カクテキ、小ねぎを散らしたニンジン入りスクランブルエッグ、クリームスープ、ご飯が提供されました。
この日のサラダもさまざまな野菜やフルーツが使われており、新鮮でとてもおいしかったです。
また、ミントウォーター、オレンジジュース、コーヒーも用意されており、食事と一緒に好みの飲み物を楽しむことができました。
どちらのブランチも、料理の組み合わせや彩りに工夫が感じられ、週末の食事として十分に満足できる内容でした。
A&J ECO Campusの食事の感想
滞在中は、食事の時間が来るたびに「今日は何が出るのだろう」と楽しみになりました。
料理の種類を多くそろえるというより、一品一品を丁寧に作り、組み合わせや盛り付けにも工夫している印象です。
普段あまり食べる機会のない料理やデザートに出会えることも楽しく、毎日の食事が留学生活の楽しみのひとつになると感じました。
短い滞在でしたが、食事の満足度は、A&J ECO Campusでの滞在を快適に感じた大きな理由のひとつです。
A&J ECO Campus周辺の施設と学校
Jams Mini Mart

A&J ECO Campusから徒歩5分ほどの場所には、Jams Mini Mart(ジャムズ・ミニマート)があります。
同じ建物には、レストランのThe Hall of Plate(ザ・ホール・オブ・プレート)も入っています。
ブログ前編にある発電機の項目でも説明しましたが、私たちが訪れたときは停電中だったため、店内ではろうそくが灯されていました。
店内には、シャンプーやトイレットペーパーなどの日用品をはじめ、ソフトドリンク、インスタントコーヒー、パン、缶詰、スナック菓子など、幅広い商品が並んでいました。
私たちもスナック菓子を購入しましたが、価格は市内中心部のスーパーと同程度か、商品によっては安いものもあり、少し意外でした。
ECOキャンパスにも校内ストアがあり、日用品やスナック菓子、インスタント麺などを購入できます。
ただし、Jams Mini Martの方が品ぞろえは豊富なため、校内ストアで見つからないものを購入する際にも便利です。
この周辺には、ケーキも販売しているベーカリー、フライドチキンショップ、薬局、フィリピンのストリートフードを扱う商店、果物や野菜を販売する店舗などもありました。
A&J ECO Campusは市内中心部から離れていますが、留学生活に必要な日常の買い物であれば、周辺でもある程度済ませることができます。
Irisan National High School

日本人マネージャーの前田さんに、A&J ECO Campusから徒歩10分ほどの場所にあるIrisan National High School(イリサン公立高校)まで案内していただきました。
A&J ECO Campusでは、Irisan National High Schoolと共同で『日本語教師体験プログラム(L.E.P.)』という独自のプログラムを提供しています。
学生はECOキャンパス内で、クラス運営や模擬授業などの事前学習を行い、その後、英語を使いながら現地の高校生に日本語や日本文化を教える体験ができます。
このようなプログラムは語学学校では比較的珍しく、文化交流の貴重な機会にもなります。
英語で日本語を教えることに関心がある方や、地域の人々と交流したい方にとって、参加する価値のあるプログラムであり、ECOキャンパスを留学先として検討する理由のひとつにもなるでしょう。
A&J ECO Campusが向いている方・向いていない方
おすすめの方
私たちの滞在経験と現地での様子を踏まえると、A&J ECO Campusは次のような方に特に向いていると感じました。
✔ 自然に囲まれた静かな環境で学びたい方
✔ 日本人学生が比較的少なく、英語を使う機会を増やしたい方
✔ ゆったりと落ち着いた環境を好むシニア層
✔ 家族での留学を検討している方
✔ ジュニア留学やジュニアキャンプに参加する方
✔ 広い部屋とプライバシーを重視する方
あまり向いていない可能性がある方
一方で、次のような環境や生活スタイルを望む方には、あまり向いていないかもしれません。
✖ カフェやショッピングセンター、繁華街へ頻繁に出かけたい方
✖ バギオ市内中心部の近くで生活したい方
✖ 都会らしい活気とスピード感のある環境を求める方
まとめ
全体を通して、A&J ECO Campusの施設、宿泊環境、食事はいずれも満足できる内容でした。
滞在中に大きな問題を感じることもなく、自然に囲まれた静かな環境の中で、リラックスして過ごすことができました。
スタッフの皆さんが親しみやすく、日本人マネージャーである前田さんのサポートもあり、温かく迎え入れてもらえる雰囲気がありました。
留学先として検討する際に考えておきたい点のひとつが、学校の立地です。
A&J ECO CampusはIrisan(イリサン)にあり、市内中心部や主要な商業エリアからは離れています。
その一方で、周囲が静かで、気が散りにくい環境で生活できます。
私は実際にIrisanで3年間暮らしていましたが、比較的静かな地域で、勉強に集中したい学生に適していると感じます。
一方、カフェやレストラン、ショッピングセンター、繁華街などへ頻繁に出かけたい方にとっては、少し不便に感じるかもしれません。
今回の訪問で、もうひとつ印象に残ったのが学生の国籍比率です。
私たちの滞在時に在籍していた日本人学生は3名のみで、シニア層を含む韓国人学生が大半を占めていました。
国籍比率は時期によって変わりますが、日本人学生が比較的少ない学校を希望する方にとって、A&J ECO Campusは検討する価値のある選択肢です。
A&J ECO Campusに関するよくある質問

宿泊施設に関するFAQ
Q1.どのような部屋タイプがありますか?
A&J ECO Campusでは、次の部屋タイプを提供しています。
Deluxe
・1人部屋
・2人部屋
・3人部屋
Premium Unit
・スイート(1人利用/同性の2人利用)
・1人部屋
・2人部屋
※ユニットの貸し切りも可能(1~2家族、最大6名まで)
Premium Studio
※1部屋貸切タイプ
・1~4名(家族または同性の友人同士のみ利用可能)
ECO Villa
※1棟貸切タイプ
・1~2名
・3~4名での利用は家族のみ
Q2.各部屋に専用のバスルームはありますか?
はい、すべての部屋タイプに専用のバスルームがあります。
Q3.学生寮の部屋でWi-Fiを利用できますか?
はい、すべての部屋でWi-Fiを利用できます。
施設に関するFAQ
Q1.キャンパス内にはどのような施設がありますか?
A&J ECO Campusには、次の施設があります。
・カフェ
・校内ストア
・フィットネスジム
・キャンプエリア
・ゴルフ練習場
Q2.学校から徒歩圏内にはどのような施設や店舗がありますか?
キャンパス周辺には、次のような施設や店舗があります。
・体育館
・ミニマート、食料品店
・サリサリストア(フィリピンの小規模商店)
・レストラン、フライドチキン店
・カフェ
・ベーカリー
・薬局
学校の立地・市内中心部からのアクセスに関するFAQ

Q1.バギオ市内中心部と学校間のアクセスはどうですか?
通常の交通状況であれば、バギオ市内中心部からA&J ECO Campusまでは、タクシーまたはジプニーで約15~20分です。
ただし、交通量の多い時間帯には、30分以上かかることもあります。
一方、学校から市内中心部へ出る際は、時間帯によって学校周辺でタクシーを捕まえにくいことがあります。
学校では、キャンパスから市内中心部のSMモールまで、手頃な料金の片道シャトルサービスも運行しています。
運行は平日週2回(各日1便)、週末・祝日は毎日1便です。
Q2.学校へ向かう際の目印はどこですか?
タクシーまたはジプニーの運転手に、キャンパス最寄りの目印であるSaint Joseph Parish Church(セント・ジョセフ・パリッシュ・チャーチ)で降ろしてもらうよう伝えてください。
Q3.バギオ市内中心部からジプニーで学校へ行くにはどうすればよいですか?
Irisan(イリサン)行きのジプニーターミナルは、Burnham Park(バーナムパーク)北側のShagem Street(シャゲム・ストリート)沿いにあります。
乗車する際は、「Irisan」と表示されたジプニーを探してください。
通常は「Long Trip」と「Short Trip」の2つのルートがあります。
A&J ECO Campusへ向かう場合は、必ず「Long Trip」のジプニーに乗り、Saint Joseph Parish Church(セント・ジョセフ・パリッシュ・チャーチ)で降りることを運転手に伝えてください。
教会からキャンパスまでは徒歩約1分です。
ジプニーは非常に安く移動できる交通手段ですが、利便性や快適さを重視する場合は、タクシーまたはGrabTaxiの利用がおすすめです。
Irisan Jeepney Station(イリサン・ジプニー・ステーション)の場所
バギオ中心部からA&J ECO Campusへジプニーで行く場合は、まずこのジプニーターミナルを目指してください。
場所が少し分かりにくいため、地図で確認しておくと安心です。
最新情報
2026年4月から、A&J AcademyのMain CampusとECO Campusの2つのキャンパスが統合され、A&J ECO Campusとして運営されています。
※この記事は前・後編の【後編】です。
前編では、実際に宿泊したECO Villaでの過ごしやすさや設備の使い勝手、Wi-Fiの使用感を詳しく紹介しています。
さらに、A&J ECO Campusの主な特徴に加え、キャンプエリアやフィットネスジムなどの校内施設、滞在中の停電を通して実感した発電機設備の重要性についてもまとめました。
宿泊環境や校内設備について詳しく知りたい方は、前編もあわせてご覧ください。
前編はこちら👇
[バギオ・A&J ECO:実体験に基づく宿泊・食事・施設・周辺環境レビュー【前編】]
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