
フィリピンのセブ島にあるICL English Academy(アイシーエル・イングリッシュ・アカデミー)は、グローバル教育経営学の博士号を持つ台湾人校長のもと、講師研修や教材選びにも力を入れている台湾資本の語学学校です。
Lena校長から、2025年4月に校舎内外の改装を終えてリニューアルオープンしたことを聞いていました。
そのため、今回の訪問では、学校がどのくらい変わったのかを見るのを楽しみにしていました。
前回と同様、今回も学校に1泊2日滞在させていただきました。
ツインルームに宿泊し、学校の食事を食べ、校内を見学して、施設や普段の生活環境を実際に体験しました。
また、講師へのインタビューやマンツーマンクラス、オプショングループクラスの受講、各種教室の見学など、学習面についても詳しく確認しました。
この記事では、その中から校内施設、食事、学生寮など、留学中の生活に関わる部分を中心に紹介します。
講師インタビューや授業の様子など、学習面については別の記事で詳しく紹介します。
この記事のポイント
・リニューアルした校舎
ICL English Academyは2025年に施設を改装し、キャンパス全体がより清潔感のあるモダンな雰囲気になりました。
・特徴的な施設
マルチメディアルーム、IELTS模擬テストルーム、フィットネスジム、レクリエーションエリアがあります。
また、Alita(アリータ)という名前の猫も学校で飼われています。
・食事
ビュッフェ形式で提供され、フィリピン料理とインターナショナル料理を組み合わせた内容です。
・学生寮
学生寮の部屋には、ドライヤー、延長コード、ウェルカムキット、バスタオルなど、実用的なアメニティが用意されています。
・学校全体の雰囲気
スタッフはフレンドリーで、温かく迎えてくれる雰囲気があり、学生が日々快適に過ごせると感じました。
特徴的なキャンパス施設
マルチメディアルーム

前回訪問したときと比べ、学校はよりモダンになり、設備も整っていました。
私たちはマルチメディアルームに案内してもらいました。
以前は「Screening Room 2」として使われていた場所ですが、現在はレクリエーション専用のスペースとして使われています。
日本人マネージャーの中野さんによると、ICLの学生は勉強に真剣に取り組んでいる人が多いそうです。
そのため、校長が学生たちに休憩やリフレッシュの場も必要だと考え、このスペースを設けたそうです。
ここでは映画を見たり、ピアノを弾いたり、Nintendo Switchで遊んだりできます。
また、ハンドルやシートなどを備えたコックピット環境で、ソニーのPlayStationのレーシングゲームを楽しめます。
ほかの学校ではあまり見かけないスペースなので、私たちにとって特に印象に残った施設の一つになりました。
学校で飼われている猫のAlita

ペット好き、特に猫好きの方には、ちょっとうれしい存在かもしれません。
学校ではAlitaという名前の猫を飼っていて、校内の雰囲気に少し温かさと明るさを添えてくれています。
Alitaはとてもおとなしく、人懐っこい猫でした。
私たちがAlitaの部屋に会いに行き、ドアを開けて部屋に入っても、すぐに逃げていくようなことはありませんでした。
IELTS模擬テストルーム

地下にある、コンピューターベースのIELTS模擬テストルームは、2026年に新しくできた施設です。
特に印象に残ったのは、設備の充実ぶりです。
室内にはパーテーションで仕切られた席が8つあり、それぞれデスクトップPC、32インチの湾曲モニター、ヘッドセット、ゲーミングチェアが設置されています。
一般的な椅子ではなくゲーミングチェアが用意されているため、模擬テスト中も快適に座れそうだと感じました。
また、有線LANを利用しているため、インターネット環境も良好とのことです。
IELTSの模擬テストを行っていない時間は、インターネットの閲覧をはじめ、オンラインワークやオンラインミーティングなどにも利用できます。
IELTSの模擬テストだけでなく、ネットカフェのような使い方もできるスペースとして提供されています。
これまで私たちが訪問した他の語学学校では、このようなテストルームを見たことがなかったので、とても驚きました。
フィットネスジムとレクリエーションエリア

IELTS模擬テストルームと同じく、地下にはフィットネスジムとレクリエーションエリアもあります。
ダンベル、バーベル、トレッドミル、スピンバイク、ヨガマットのほか、さまざまなトレーニングができるケーブルマシンも設置されています。
また、卓球、ビリヤード、バスケットボールのアーケードゲームも利用できます。
室内でのアクティビティが好きな学生にとって、英語学習の合間にリラックスしたり、楽しみながら体を動かしたりできる場所になっています。
施設全体について

リニューアル後の校内はきれいに整えられ、学習だけでなく、学生生活やリフレッシュのための設備も充実していると感じました。
これまで紹介した施設のほか、ロビーにはフットレスト付きリクライニングソファでくつろげるスペースもあります。
小さいながらも軽食や飲み物を購入できるショップ兼カフェや、タイプの異なる3つの自習室も用意されています。
一方、前回の訪問時と同様、学校には使用できるエレベーターがありません。
ICL English Academyは地下を除いて5階建てのため、人によっては不便に感じるかもしれません。
ただ、私たちはそれほど大きな問題には感じず、階段の上り下りも日々のちょっとした運動になると思いました。
学校の食事:朝・昼・夕食と新メニュー試食会
朝食

食事は1日3食、ビュッフェ形式で提供されています。
私たちが訪問した際の朝食はフィリピンスタイルで、赤いホットドッグソーセージ、オムレツ、ご飯という組み合わせでした。
これはフィリピンの家庭でとても一般的な朝食で、私自身も子どもの頃から食べてきたメニューです。
ホテルの朝食でもよく見かける定番料理です。
そのほか、卵スープ、シリアルと牛乳、食パンとピーナッツバターやジャム、リンゴ、オレンジジュースもありました。
ちなみに、このような食パンはフィリピンでは一般的に「loaf bread(ローフブレッド)」と呼ばれています。
朝食は品数こそ多くありませんでしたが、全体として満足できる内容でした。
昼食

昼食には、さまざまな食文化の影響を感じる料理が並んでいました。
タコと野菜の炒め物、牛肉と野菜の炒め物、揚げ餃子、フィリピンスタイルの甘いスパゲッティ、サラダ、空心菜の炒め物、中国にルーツを持つフィリピンの家庭料理であるLomi(ロミ)という麺料理などがありました。
デザートにはGulaman(グラマン)がありました。
クリームとコンデンスミルクで作られることが多いゼリー系のデザートです。
Gulamanはフィリピンで人気のある軽食でもあり、ナイトマーケットや屋台などでもよく見かけます。
甘いものから塩味のある料理まであり、かなりボリュームのある食事でした。
真太郎は普段このような料理を食べる機会があまりなく、日本ではなかなか出会わない味を楽しみ、美味しくて満足したと言っていました。
夕食

夕食の時間に少し遅れて到着したため、料理が入ったビュッフェトレーはほとんど空になっていました。
すると、キッチンスタッフがすぐに私たちに気づき、料理を補充してくれました。
夕食には、グレービーソースをかけたフライドチキン、チキンアドボ、生野菜のサラダがありました。
ほかの食事と同様に、鶏肉と野菜のスープ、カットしたリンゴ、ジュースも用意されていました。
昼食と比べると品数はやや少なめでしたが、どれもとても美味しかったです。
フィリピンでは普通のことですが、鶏肉料理は骨付きでした。
そのため、日本の方が箸だけで食べるのには少し苦労するかもしれません。
フィリピンでは、スプーンとフォークを使うほか、Kamayan(カマヤン)と呼ばれる手で食べるスタイルも一般的です。
骨付き肉は、そのほうが食べやすいと感じました。
新メニューの試食会

今回は珍しい機会に恵まれ、新しく追加を予定しているメニューの試食会に参加させていただきました。
試食会には、フィリピン人講師でマーケティングスタッフでもあるFe先生、日本人マネージャーの中野さん、ベトナム人マネージャー、ロシア人マネージャーが参加していました。
試食したのは、日本のかつ丼、韓国のビビンバ、薄切りと厚切りの2種類のビーフステーキです。
料理によって味付けには差があり、塩味がやや強いと感じるものもありました。
試食しながら、それぞれの料理について味付けや食感などの意見を出し合いました。
話し合いの結果、味付けについては全体的にもう少し控えめにする方向でまとまりました。
また牛肉については、厚切りよりも薄く切ったほうが柔らかく食べやすいという結論になりました。
国籍の異なるスタッフそれぞれの感想をもとに料理を改善する試みは、多国籍の学生の満足度を高めるうえでも、とても良いと思いました。
スタッフがさまざまな提案を積極的に出し、よりよい食事にしようとしている姿勢が印象に残りました。
さらに、異なる国の料理を取り入れることで、各国の学生に食事を楽しんでもらおうとする心配りも感じられました。
校内寮:宿泊して分かった部屋の設備と快適さ
部屋とアメニティ

私たちは4階のバルコニー付きの部屋に宿泊しました。
2人部屋として使われていますが、マットレスを増やすことで、最大4名まで宿泊できる部屋です。
リノベーション後の部屋の壁は、以前よりすっきりとシンプルになり、ホテルの一室のようになりました。
以前は壁に英語の格言が書かれていて、真太郎も私も気に入っていました。
大切な価値観を改めて思い出したり、考えたりするきっかけになっていたからです。
ただ、壁に格言があるデザインは好みが分かれるとも思うので、今回の変更も理解できます。
部屋には、歯ブラシ、くし、石鹸が入ったアメニティキットと、シャンプー、トイレットペーパー1ロールがウェルカムキットとして用意されていました。
また、ヘアドライヤーと延長コードも備えられています。
中でも特に印象に残ったのが、バスタオルが用意されていたことです。
私たちはフィリピンの語学学校を訪問する際、いつも自分たちのバスタオルを持参しています。
これまで訪問した学校では、バスタオルが用意されていないことが多いためです。
また、私たちの経験では、質の良いバスタオルを現地で購入すると意外と高くつきます。
フィリピンで有名なLazada(ラザダ)やShopee(ショッピー)などのオンライン通販サイトでは、安いものも購入できます。
しかし、私たちは品質にあまり満足できなかったことがあるため、荷物がかさばっても持参しています。
そのため、ICL English Academyでバスタオルが用意されていたことは、とてもうれしく感じました。
このようなアメニティがあることで、一般的な学生寮よりも少しホテルに近い感覚で滞在できました。
騒音と周辺環境

私たちの部屋は道路に近かったため、ときどき車が通る音が聞こえました。
ただ、睡眠に影響するほどではありませんでした。
一方、真太郎が驚いたのは、早朝に聞こえてきた鶏の鳴き声です。
ICLはセブ市中心部にあり、周辺には商業施設やホテルなどもあるエリアです。
そのような立地で、前回宿泊した部屋では聞こえなかったこともあり、予想していなかったようです。
しかし、フィリピンで育った私にとっては、特に珍しいことではありません。
フィリピンでは、特に地方では家庭で鶏などを飼うことが一般的です。
ただ、これは地方だけの話ではありません。
セブ市内でも、商業施設が立ち並ぶエリアの近くで鶏などを飼っている光景を見かけることがあります。
実際、今回聞こえた鳴き声も、隣のビルの屋上で飼われていた鶏のものでした。
バスルーム

バスルームは広めの作りで、必要な設備はそろっており、滞在中に特に不便を感じることはありませんでした。
シャワーエリアはガラス製の仕切りだけでなく、シャワーカーテンも備えられていました。
また、バスルーム全体に水はけのよいマットが敷かれていた点も良かったです。
シャワーの水が床全体に広がりにくく、滑る危険も抑えられていました。
これまで多くの語学学校に宿泊してきた中では、シャワーカーテンやシャワードア、水をせき止める仕切りがなく、シャワーの水が床全体に広がってしまうバスルームもありました。
シャワーの水圧も十分で、好みに合わせて調整できます。
私たちは中程度の水圧が最も快適で、最大にすると少し強すぎると感じるほどでした。
Wi-Fi環境

私たちは夜遅い時間に、宿泊した部屋で学校のWi-Fiを利用しましたが、特に問題はありませんでした。
Webサイトを閲覧したり、メールを確認したり、学校訪問についてSNSに投稿したりすることも問題なくできました。
ただ、動画や映画のストリーミングについてはテストしていません。
また、22時ごろに通信速度を測定したところ、下り270Mbps、上り290Mbpsでした。
この速度であれば、WebサイトやSNSの利用はもちろん、オンラインミーティングや高画質の動画視聴にも十分な速さです。
滞在中に速度の低下や接続の不安定さを感じることはありませんでした。
しかし、インターネットの速度や安定性は、利用状況や時間帯によって変わる可能性があります。
特にフィリピンではそのようなことが起きやすいので、頭の片隅に入れておくと、滞在中のストレスを感じにくいかもしれません。
ICL English Academyが向いている人
私たちが実際に滞在して感じたことから、ICL English Academyは次のような方に向いていると思います。
・大規模で施設数の多い学校よりも、小規模で実用的なキャンパスを好む方
・学生寮のアメニティや快適さを重視する方
・フィリピン料理やインターナショナル料理を楽しみたい方
・フレンドリーで温かい雰囲気の学校を好む方
・エレベーターが使えなくても、階段での移動が気にならない方
・勉強後に気分転換やリラックスができるレクリエーション施設が欲しい方
まとめ
まず、今回のリノベーションと、前回と変わらず温かく迎えていただいたことを嬉しく感じました。
前回の訪問時と比べると、学校は確実に良くなっていました。
新しくなった内装によって、校内はより清潔感があり、モダンな雰囲気になっていました。
これは、オンラインミーティングの際にLena校長から聞いていた通りでした。
施設は全体的に実用的で、きれいに管理されていました。
学生生活に必要な設備もそろっており、快適に過ごせる環境だと思いました。
校内寮も快適で、必要なものが細かく用意されています。
特に、これまで訪問した語学学校ではあまり見かけなかったバスタオルまで用意されていた点には、学生に対する配慮を感じました。
食事は、フィリピン料理とインターナショナル料理を取り入れた内容で、さまざまな料理を楽しめました。
また、スタッフが私たちの意見を取り入れ、食事をより良くしようと積極的に取り組んでいる点も好印象でした。
ICL English Academyには、リニューアルした校舎、充実した施設、快適な校内寮、そしてフレンドリーで温かい雰囲気がそろっており、学生が快適に生活しながら英語学習に集中できる環境が整っていました。
ICL English Academyのよくある質問(FAQ)

学校にはどのような施設がありますか?
マルチメディアルーム、ショップ兼カフェ、ラウンジ、自習室、フィットネスジム、ペットルーム、喫煙エリア、バドミントンコート、バスケットボールコートなどがあります。
レクリエーション施設はありますか?
はい。
地下にはフィットネスジムとレクリエーションエリアがあります。
ダンベル、バーベル、トレッドミル、スピンバイク、ヨガマット、ケーブルマシンなどのほか、卓球、ビリヤード、バスケットボールのアーケードゲームも利用できます。
ドライヤーとバスタオルは用意されていますか?
はい。
学生寮の部屋にはドライヤーが備えられており、バスタオルも1人につき1枚用意されています。
校内寮でWi-Fiは利用できますか?
はい。
校内寮の部屋の中でもWi-Fiを利用できます。
私たちはWebサイトの閲覧やメールの確認、SNSへの投稿などに利用しましたが、特に問題はありませんでした。
学生寮にはどのようなタイプがありますか?
ICL English Academyには、校内寮と外部寮があります。
校内寮の部屋タイプは、シングル、ツイン、トリプル、クワッドです。
すべての部屋タイプで、本ブログの掲載写真のように、床を一段高くしたスペースにベッドマットレスを設置する造りになっています。
シングルを除き、部屋の広さはほぼ同じです。
また、バルコニー付きの部屋と付いていない部屋がありますが、指定することはできません。
一方、外部寮の部屋タイプは、シングル、ツイン、トリプルです。
ICLが外部寮として利用している施設は2か所あり、ホテルのGoldberry Suites & Hotel Cebu(ゴールドベリー・スイーツ&ホテル・セブ)と、サービスアパートメント型のBelle Buddy Residences(ベル・バディ・レジデンシズ)です。
いずれもICLから徒歩約5分の距離にあります。
学校の食事はどのような内容ですか?
食事は毎日3食ビュッフェ形式で提供され、フィリピン料理とインターナショナル料理を組み合わせた内容です。
フィリピン料理では、チキンアドボや甘めのスパゲッティ、中国にルーツを持つ麺料理Lomi(ロミ)、ゼリー系のデザートGulaman(グラマン)などが提供されました。
そのほか、フライドチキン、タコと野菜の炒め物、牛肉と野菜の炒め物、揚げ餃子、サラダなどもありました。
フィリピン留学をご検討中の方へ
今回の現地レポートが、リニューアル後のICL English Academyの施設や学生寮、食事、学校全体の雰囲気を知る参考になれば幸いです。
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