
セブ島北部リロアンにあるCIJ Academy & School(シーアイジェイ・アカデミー & スクール)は、静かで落ち着いた環境のなかで英語学習に取り組める小規模リゾート校です。
ヤシの木と熱帯植物がならぶ綺麗に整備されたキャンパスが印象的で、穏やかな雰囲気のなかでリラックスして過ごせる環境が広がっています。
学習面では、基礎力を重視したカリキュラムを軸に、学生のレベルや目的に合わせて柔軟に学べるのが特徴です。
リゾートスタイルの雰囲気を持ちながら、スパルタ式のコースも提供されており、集中して多くの時間を英語学習にあてることもできる学校です。
また、ジュニア留学や家族留学の受け入れ実績が豊富で、ジュニア学生への英語教育でも定評があります。
日本人学生の比率も少なく、英語を使う場面を日常的に増やしたい方にも適した学校です。
このように、穏やかな生活環境と集中しやすい学習環境が共存している点が、CIJ Academy の大きな魅力といえます。
前編では、CIJ Academyの静かで心地よい雰囲気や、徒歩圏で楽しめる周辺環境、校内施設や寮の様子、そして実際にいただいた食事の印象など、滞在中に見えた生活面のポイントをお伝えしました。
後編では、校内寮での滞在体験をはじめ、教室や自習室の具体的な環境、3名の先生によるトライアルクラスの様子、ヘッドティーチャーへのインタビューから見えた指導方針を紹介しています。
さらに、学校の長所と短所も整理していますので、CIJ Academyを留学先として検討する際の判断材料として役立つ内容になっています。
※この記事は前・後編の【後編】です。
前編はこちら👇
[CIJ:家庭的で静かな環境で学べる小規模リゾート校【前編】]
校内寮:実体験に基づく快適さと感想

私たちは今回、校内寮2階のツインルームに宿泊させてもらいました。
これまで滞在させてもらった学校の宿泊施設の中でも、間違いなく最も気に入った部屋の一つです。
部屋は清潔でとても広く、動きやすく、荷物の整理もしやすいため、滞在中はとても快適に過ごせました。
室内にはエアコン、扇風機、ミニ冷蔵庫が備えられており、さらにセーフティボックスが2つ、勉強机が2つ、ワードローブも2つ用意されています。
1週間分の衣類や身の回りのものを収納するには十分な容量だと感じました。
トイレも清潔に保たれており、狭さを感じることもありません。
部屋全体がシンプルながら必要なものがしっかり整っていて、居心地の良い空間でした。
2泊3日の滞在中は何も問題がなく、ゆっくり休むことができ、とても満足しています。

学校を出る前に、ユルさんが校庭のヤシの木から採れたばかりの新鮮なココナッツをサプライズで振る舞ってくれました。
ほんのり冷たく、自然な甘さのあるドリンクは、セブの暖かい気候に本当にぴったりで、滞在の最後を爽やかに締めくくってくれる心のこもった贈り物でした。
寮が快適だっただけでなく、スタッフの皆さんの親切で温かいおもてなしにも心から感謝しています。
こうした小さな心遣いが本当に大きな違いを生み、学生たちにとって温かく忘れがたい留学体験につながるのだと感じました。
キャンパス内のWi-Fi環境
校内寮の部屋の中ではWi-Fiが使えず、モバイルデータの電波もかなり弱いので、不便に感じることもあるかもしれません。
ただし、SNSなどを見続けてしまうような状況にならず、勉強や読書に集中しやすくなるという良い面もあります。
CIJ Academyはジュニア留学にも定評があり、子供たちが勉強に集中できるようにあえてWi-Fiを使用できるエリアを制限しているそうです。
キャンパス内で学生がWi-Fiを使用できるのは、本館2階の教室エリアと、校庭の事務所棟前にあるパビリオン(ガゼボ/東屋)だけです。
私たちの場合は特に困りませんでしたが、重要な連絡や作業で安定したインターネットが必要な方は、校庭のパビリオンまで移動する必要があります。
どうしても部屋の中でWi-Fiを利用できる環境で滞在したい方は、外部寮を選ぶ必要があります。
教室と自習室:快適さと集中しやすさを備えた学習環境
マンツーマンクラス用教室

CIJ Academyのマンツーマンクラス用教室は、壁と扉で仕切られた個室タイプになっており、勉強中のプライバシーをしっかり確保できるつくりになっています。
扉には小さなガラス窓が付いており、扉上部には換気や集中冷房の空気が通るルーバーのようなスペースも設けられています。
教室の隅に四角いテーブルが置かれており、先生と学生はL字の位置関係で座ります。
マンツーマンレッスン用に十分なスペースがあり、天井も高めなので、窮屈さを感じることなく学習できそうです。
実際に教室エリアを歩いてみると、ドアを開けたまま勉強している学生もいました。
おそらく、涼しい空気を取り込みやすくして快適に過ごしたい場合や、開放的な雰囲気のほうが集中しやすいと感じる学生もいるのでしょう。
教室の構造上、ドアを開けることで空調の循環が良くなるため、暑さやこもった空気を避けたい学生にとっては自然な選択だと思います。
扉を開けている教室があるからといって、うるさく感じることはなく、教室エリア全体が活気に満ちているように感じられました。
全体として、教室は整頓されていて手入れも行き届いており、落ち着いて学習できる環境だと感じました。
グループクラス用教室

グループクラス用の教室は、本館1階と2階、事務所棟の横にある建物に用意されており、学生の在籍数に応じて使い分けているそうです。
今回私たちは全てのエリアの教室を見学させてもらいましたが、全体的に広々としており、教室ごとに扇風機とエアコンが備えられているため、涼しく快適に過ごせる環境になっています。
扇風機とエアコンを併用することにより、部屋の温度を均等に保つことができ、快適性も向上させることのできる良い設計だと思いました。
また、見学中に少し面白い点に気づきました。ホワイトボードの代わりにモニターが設置されている教室があるのです。
とてもユニークなシステムで、視覚教材やインタラクティブ(双方向的)なアクティビティを多く取り入れるスピーキングレッスンには、特に効果的だと感じました。
自習室

本館の2階には、授業の予習、復習、エッセイライティングなどの宿題を行うための自習室も整備されています。
部屋は奥行きが15mほどあり、広々とした開放的な空間です。
机の幅も十分にあり、一人ひとりが余裕を持って学習に取り組めるようになっています。
各机はパーテーションで仕切られているため、周囲を気にせず集中しやすい点も魅力です。
また、マネージャーのユルさんによると、必須の自習時間には先生が常駐しており、分からないことがあればその場で質問できるそうです。
これは学生にとって非常に心強いサポートだと感じました。
室内には扇風機が5台、エアコンが4台設置されており、広い部屋全体の空気をしっかり循環できるよう工夫されています。
訪問時は乾季の最も暑いシーズンではありませんでしたが、外を歩いたり、エアコンを運転していない部屋に入ったりすると汗が止まらないほどの暑さでした。
そのような環境でも快適に学習できるよう十分な冷房設備が整っています。
セブは年間を通して気温と湿度が高い地域なので、学校に限らず屋外を移動すると体力を消耗しやすい環境です。
セブに留学される方は、フェイスタオルや携帯用ミニ扇風機を持参すると移動中や校舎内での暑さ対策に役立ちます。
トライアルクラス:3名の先生から学んだ充実のレッスン
Writing Class

真太郎は今回、なんと合計3回のマンツーマンクラスを受講させてもらいました。
実のところ、4コマ用意していただいていたのですが、真太郎も先生方のインタビューに参加するために3コマに減らしてもらいました。
多くの学校では1回のみのところがほとんどなので、とても驚きましたし、先生方のご厚意に本当に感謝しています。
複数の先生の授業スタイルを実際に体験できる、貴重な機会になりました。
最初の授業は、Florie先生(フローリー先生)による「Organization: Key to Good Writing(構成:良いライティングの鍵)」をテーマにしたライティングクラスでした。
Florie先生はライティング科目のチームリーダーでもあり、授業以外にインタビューにも応じてくださいました。
真太郎は、教科書の内容と授業そのものがとても興味深いと感じたようです。
というのも、英語に焦点を当てた授業でありながら、ライティングの重要な考え方の一部が数学の概念と結び付けられていたからです。
私自身もライティングを教えてきましたが、数学の要素を組み込んだ教科書に出会ったことは一度もなかったので驚きました。
数学や論理的な思考が好きな学生には、特に魅力的に映るユニークな教材だと感じました。
言語学習には論理的な思考が欠かせません。特にライティングでは、考えを整理し、明確な構成に沿って文章を組み立てることが重要です。
真太郎も同じ意見で、関連性のある語句をグループ分けするアクティビティがとても楽しく、学びの助けになったと話していました。
また、優れたライティングには、思考と文章の整理が不可欠であるという点にも深く納得していました。
Speaking Class

2コマ目の授業は、Marielle先生(マリエル先生)によるスピーキングクラスでした。
こちらの授業もとても楽しかったようで、先生の授業の進め方も気に入ったようです。
Marielle先生のアプローチによって、クラス全体が生き生きとし、自然と引き込まれる雰囲気がつくられていました。
レッスンの開始前、先生は真太郎に、折り紙で作られた小箱から丸められた紙を3つ選ぶように促しました。
それぞれの紙には次の質問が書かれていました。
1.誰とでも夕食を共にできるとしたら、誰と食べたいですか?
2.あなたには特別な家族の伝統がありますか?
3.あなたの好きなミュージシャンまたはバンドは誰ですか?
真太郎は、このアクティビティがとても楽しかったそうで、これらの質問が「個人的に興味深く、共感しやすく、自然と心が開ける内容だった」と話していました。
授業の最初からリラックスして話しやすい空気で、良いアイスブレイクになったようです。
私自身もこのクラスを見学していてとても楽しく感じました。
というのも、Marielle先生が行っていた「互いを知るためのアクティビティ」は、かつて私が自分の生徒と取り組んでいた内容と似ており、思わず懐かしい気持ちになったからです。
真太郎がこうした温かい雰囲気の中で授業を受けている様子を見られたことも、とても嬉しい経験でした。
Grammar Class

最後の授業は、Grace先生(グレース先生)による文法クラスでした。
英語の時制は12種類ありますが、この日のテーマは、その中でも日常で使う機会の多い「現在形」でした。
真太郎は英語の時制にまだ苦手意識があると話していましたが、この文法レッスンはとても良い復習になったようです。
彼は「文法ポイントは何度復習しても無駄ではない」とよく言います。
レッスンのたびに理解と応用が深まり、特にライティングやスピーキングで確実に役立つからです。
正直、そろそろ文法の学習に飽きてしまうのでは…と心配していましたが、驚いたことにそうではありませんでした。むしろ、以前より文法を学ぶ価値を実感しているようでした。
真太郎には今回の内容がちょうど良かったようですが、すでに特定の文法事項に自信がある学生は、先生に相談すれば、別の文法項目へ内容を変更できます。
これがマンツーマンクラスの大きな利点で、学生一人ひとりの理解度や学習ペースに合わせて、授業内容を柔軟に調整してもらえます。
グレース先生のクラス自体も、とても心地よい学びの時間となったようです。
先生は忍耐強く、親切で、真太郎もその温かい指導スタイルをとても気に入っていました。
さらに印象的だったのは、教室の雰囲気づくりです。
グレース先生の教室は丁寧にデコレーションされていて、温かみのある心地よい空間になっていました。そのおかげで、よりリラックスして楽しく授業を受けられたようです。
CIJ Academyの3名の先生はいずれも授業スタイルが異なっていましたが、真太郎は「どの授業も分かりやすく、先生方はみんなとてもフレンドリーだった」と総合的に大満足の様子でした。
何よりも、全ての先生が話しやすい雰囲気を作ってくれたことに感銘を受け、恥ずかしさや間違いを恐れて英語で話すのをためらいがちな日本人学生には、とても助けになると思うと話していました。
講師インタビュー:熟達度と流暢さに関する学校の視点
ヘッドティーチャー:Jill 先生

一部の学校では、主にスピーキング力や流暢さの向上に重点を置く傾向があります。
多くの学生が最も伸ばしたいと考えているのがスピーキングだからです。
しかし、ヘッドティーチャーのJill先生(ジル先生)によると、CIJ Academyでは、スピーキング、リーディング、ライティング、リスニングという4つのマクロスキルに加え、文法も含めた 総合的な熟達度(proficiency)に重点を置いているとのことでした。
このアプローチは、流暢に話すことに踏み込む前に、まず全分野でしっかりとした基礎を築きたい初心者にとって、とても効果的だと思います。
一方で、すでに一定の英語力があり、たとえばスピーキング力の強化など特定の分野に重点を置きたい学生は、先生に相談すればレッスン内容を調整してもらえるとのことでした。
真太郎も、CIJ Academyのアプローチに強く同意していました。
スピーキングのクラスをたくさん受ければ英語を話せるようになる、と考える人は少なくありませんが、基礎が固まっていない段階でスピーキングに重点を置いても十分な効果は得にくいと真太郎は感じているそうです。
そのため、特に初心者の場合は、4技能と文法をバランスよく学ぶ方が効率的に英語力を伸ばせるのではないか、と話していました。
今回の訪問では、ヘッドティーチャーのJill先生に加えて、ライティング科目のチームリーダーであるFlorie先生(フローリー先生)、文法科目のチームリーダーのDave先生(デイブ先生)がインタビューに応じてくださり、貴重な経験とご意見を共有してくださいました。
このブログでは全てを書ききれないので、別の機会に改めてご紹介したいと思います。
お忙しい中、丁寧に対応してくださった先生方には、心から感謝しています。
熟練度と流暢さの違いは何ですか?
「熟達度(proficiency)」とは、4つの英語技能(スピーキング、リーディング、ライティング、リスニング)を総合的に高いレベルで使いこなせる状態を指します。
一方「流暢さ(fluency)」とは、英語をスムーズに、正確に、そして負担なく話すことを意味します。
多くの先生や学生にとって馴染みがあるのは「口頭・会話の流暢さ(oral/spoken fluency)」ですが、流暢さはスピーキングだけでなく、リーディングやライティングにも存在します。
では、あなたならどちらを重視しますか?
4技能すべての熟達度を高めることに重点を置きますか?
スピーキングの流暢さを最優先にしますか?
言語学習は段階的なプロセスであり、熟達度と流暢さは対立関係ではなく、互いを支え合う関係にあります。
しかし、自分が今どのレベルにいて、どの力を優先したいのかを明確にすることは、より効果的な学習計画を立てるうえで助けになります。
CIJ Academy & Schoolの長所と短所
メリット
1.リゾートスタイルの学校
CIJ Academy & Schoolは、小規模ながらリゾートスタイルの語学学校で、落ち着いた環境でリフレッシュしながら学びたい学生に最適です。
2.生活しやすい周辺環境
ショッピングモールやファストフード店が学校のすぐ近くにあり、買い物や外食がとても便利です。
また、学校の裏手には海沿いを散歩できるエリアがあり、アクティビティスポットも徒歩圏内にあるため、放課後や週末のリフレッシュがしやすい環境です。
3.選べるコースオプション
セミスパルタコースとスパルタコースの両方が提供されており、自分の学習スタイルや目標に合わせて選択できます。
4.家庭的で温かい雰囲気
学校全体に温かく歓迎的な雰囲気があり、学生同士が交流しやすく、キャンパスライフをより楽しみやすい環境が整っています。
5.ジュニア留学・家族留学の実績が豊富
CIJ Academyはジュニアキャンプやファミリー向け留学プログラムの運営経験が豊富で、実績に基づいたサポートが受けられます。
6.日本人比率が低い
日本人学生が比較的少ないため、より英語漬けの環境で学びたい学生にとって、効果的な学習環境が期待できます。
7.快適な宿泊施設
学生寮の部屋は広々として清潔に保たれており、快適に過ごすことができます。
また、設備がより充実した外部寮の選択肢も用意されています。
デメリット
1.立地の利便性
学校は商業エリアや空港からやや離れた場所にあるため、大きなショッピングモールでの買い物や観光地への移動に時間がかかる場合があります。
2.キャンパス内設備の少なさ
キャンパス内にはカフェやジムがないため、これらを利用したい場合は学校の外に出かける必要があります。
学校から徒歩15分ほどの距離に、CIJ Academyの学生がよく利用するフィットネスジムがあるそうです。
3.Wi-Fi環境の制限
学生がWi-Fiを利用できるのは、校庭にあるパビリオン(ガゼボ/東屋)と本館2階の教室エリアのみで、校内寮では使用できません。
ジュニア学生には集中しやすい環境といえますが、成人学生で、自習や仕事などに安定したインターネット環境が必要な場合は、外部寮を選択する必要があります。
まとめ
私たちは家庭的でリラックスできる雰囲気の語学学校が特に好きですが、その意味でもCIJ Academy & Schoolを「留学先として検討すべき学校リスト」に加えられたことを本当に嬉しく思っています。
実際にキャンパスを訪問できたことは、とても素晴らしい経験でした。
こぢんまりとしていながら手入れの行き届いた美しい校庭、温かく親切なスタッフ、そして心からフレンドリーな先生たちが印象的でした。
CIJ Academyは、まだ日本人学生の比率が少ない学校ですが、まさに「隠れた宝石」のような学校だと感じました。
あなたも、私たちと同じようにこの学校に魅力を感じましたか?
より詳しい情報は、学校紹介ページでご確認いただけます。
ご質問やご相談がありましたら、ぜひお気軽に無料カウンセリングをご予約ください。
あなたの留学プランづくりを丁寧にサポートさせていただきます。
※この記事は前・後編の【後編】です。
前編では、滞在中に感じたキャンパスの雰囲気やまわりの環境、学生寮の特徴、そして提供されている食事の様子まで、生活面を中心にまとめています。
CIJ Academyで過ごす日常のイメージをつかみたい方は、前編もご覧いただくと全体像がより分かりやすくなると思います。
前編はこちら👇
[セブ・CIJ:家庭的で静かな環境で学べる小規模リゾート校【前編】]




