セブ・Philinter Academy:熱心な英語学習者に最適な語学学校【前編】

インタラクティブスマートボードを使用して授業を行っているIELTSグループクラス

セブのマクタン島にある、Philinter Academy(フィリンター アカデミー)は、質の高いレッスンと、真剣に学ぶ学生の成長を本当に理解している、素晴らしい講師陣で評判が高いと、これまでに何度も耳にし、記事でも読んできました。

そこで、その評判が本当なのか、どうしても自分の目で確かめてみたくなりました!

前編では、学校の雰囲気や周辺のショッピングスポット、施設の特徴、そして食事や学習環境など、フィリンターでの学生生活を中心に紹介します。
Philinter Academyへの留学を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


※この記事は前・後編の【前編】です。
後編はこちら👇
[Philinter Academy:熱心な英語学習者に最適な語学学校【後編】]

学校の雰囲気

大小のテーブルが並ぶ校内カフェで自習をしている2人の学生

訪問中、学校全体は終始静かで、集中した雰囲気に包まれていました。
自由時間を使って自習に励む学生の姿も多く見られ、
広々としたカフェで勉強する学生もいれば、校舎1階の自習室で黙々と課題に取り組む学生もいました。
どの学生も真剣に机に向かい、目の前の課題を後回しにできないほど大切にしている様子でした。
彼らの集中力と周囲の静けさ、そして涼しい空気が調和して、まさに理想的な学習環境を作り出していたのだと思います。

もちろん、学生たちがグループで集まったり、カフェテリアで顔を合わせたりする時には、日常的な雑談も聞こえてきましたが、全体的にはとても穏やかな雰囲気でした。

この静けさがいつも続くのだろうと思っていたのですが、学生寮のすぐ裏に教会があることを日本人マネージャーのユウタさんが教えてくれました。
彼自身もフィリンターで学び、のちに学生マネージャーとして働いており、日曜日には、教会からの音が聞こえてくると話していました。
また、学校の隣にある廃品置き場から、時々音が聞こえることも教えてくれました。

フィリピン人の多くは、キリスト教の一派であるローマ・カトリック教徒です。
全員が出席するわけではありませんが、多くの人にとって日曜日のミサに行くことは大切な習慣です。
そのため、日曜日には教会からミサの音や歌声が聞こえてくることがありますが、地域の文化として受け止めていただければと思います。

快適に過ごすためには、ノイズキャンセリング機能のあるデバイスや耳栓を持参するのがおすすめです。
フィリピンでは、教会からの音やニワトリや犬の鳴き声、カラオケの音、幹線道路の車の音など、さまざまな音がある環境が一般的です。

学校周辺:ショッピングスポット

Gaisano Mactan Island Mall

Gaisano Mactan Island Mall前でズンバに参加するフィリピン人たち

Philinter AcademyからGaisano Mactan Island Mall(ガイサノ・マクタン・アイランド・モール)までは徒歩約10分ほどです。
ただ、学校で充実した一日を過ごした後に歩くと、実際より長く感じました。

モールの入り口前では、トレーニングウェアを着た地元の人たちが集まり、ズンバ(軽快なダンスエクササイズ)の準備をしていました。
私たちはしばらくその様子を見守っていましたが、音楽がまだ流れていなかったため、先にモールの中へ入りました。

買い物を終えて外に出ると、ちょうどズンバが始まっていて、私たちは少しの間その様子を見学しました。
軽快な音楽とダンスに、フィリピンらしい明るさと活気を感じました。
一見珍しい光景に思えるかもしれませんが、フィリピンではこうした場面をよく見かけます。

フィリピンの語学学校の多くでは、学生向けのアクティビティとしてズンバが取り入れられています。
留学中にあなたもズンバを楽しむ機会があるかもしれません。

モールの入り口には2人の警備員が立っていました。
フィリピン出身の私にとっては見慣れた光景ですが、フィリピンを初めて訪れる方は少し驚くかもしれません。
ここではごく普通のことです。
ショッピングモールをはじめ、多くの施設には防犯のために警備員が配置されており、入店時にバッグの検査を受けるのが一般的です。
携帯電話と財布だけを入れた小さなハンドバッグの場合は、検査なしで通してくれることもあります。

検査が必要かどうかは簡単に分かります。
警備員があなたのバッグを見ながら、検査棒(細い木の棒であることが多い)をバッグに向けて合図をしたら、それが開けるタイミングです。
ただし、検査を行うかどうかは警備員によって異なります。
入り口で突然止められても驚かなくて大丈夫です。

スーパーの冷蔵棚に並べられたペットボトル飲料水と様々なソフトドリンク

モールの地下1階には、日用品やお土産も販売しているスーパーマーケットがあります。
上階には、電化製品店や衣料品店のほか、フィリピンではお馴染みのファストフード店であるChowkingやJollibeeなどのレストランが入っています。

フィリピンでは、350ml~500mlのペットボトル入り飲料水が12ペソ以下で手に入るので、とてもお得です。
もちろん、セブンイレブンなどのコンビニエンスストアでは価格帯が高めですが。

個人的には、Nature SpringやLe MineraleよりもAbsoluteとWilkin’sの方が好きです。
これらのブランドには癖がないので、特に変な味はしません。
ですから、無味無臭の水がお好みなら、これらのブランドを試してみて、自分に合うかどうか確かめてみることをお勧めします。ちなみに、これらのブランドは私たちのスポンサーではなく、あくまで個人的なおすすめです😊

7-Elevenともう一つのショッピングモール

Philinter Academyから徒歩約5分の距離にあるセブンイレブンの外観

学校から徒歩約5分、Gaisano Mactan Island Mallと同じ方向にセブンイレブンがあります。
学校のカフェにないものが欲しい時には、このコンビニエンスストアがとても便利です。

また、Gaisano Mactan Island Mallとは反対方向に、タクシーで約5分、ジプニーで10分ほどの場所に、ショッピングモール「Mactan Marina Mall(マクタン・マリーナ・モール)」があります。
日本人マネージャーのユウタさんによると、そこにはスーパーマーケット「Savemore(セーブモア)」があり、学生たちは日用品の買い物や外貨両替によく利用しているそうです。

学校初日のショッピングツアーでも、このSavemoreに立ち寄ることができるので、留学生活のスタート時に必要な日用品やフィリピンペソの準備も安心です。

キャンパスツアー:施設と主な特徴

フィリンターの講堂 Amphitheaterのステージに立つ日本人マネージャー

当時、日本人学生マネージャーを務めていたユウタさんが、キャンパスツアーの案内役をしてくれました。
彼がとてもフレンドリーで親しみやすい方だったおかげで、ツアーは終始スムーズで楽しい時間でした。

まず案内してもらったのは、「Amphitheater(アンフィシアター)」と呼ばれる講堂です。
正直、このような施設は他校では見たことがなく、とても印象的でした。
およそ50席あり、後方に行くにつれて段差が設けられており、座席も広く快適です。
プレゼンテーションや映画鑑賞会などのイベント向けに設計されていることが一目で分かり、最後列からでもステージ全体がしっかり見渡せます。

その後、Philinter AcademyのCEO(校長)にお会いする機会がありました。
とても温かく、親しみやすく、気取らない方でした。驚いたことに、流暢な日本語を話されます。
お話を伺ううちに、英語学習とテクノロジーを融合させた未来への明確なビジョンをお持ちであることがよく分かりました。
普段、校長先生やCEOと直接お話しする機会はあまりないので、この貴重な時間に感謝しています。
彼の考えを通して、学校の特徴や今後の方針をより深く理解することができました。

Philinterの日本人マネージャーのユウタさんとユキさん、Grit留学の2人の記念写真

昼食後には、ユウタさんが校内のカフェに案内してくれて、冷たいマンゴーシェイクとシャインマスカットエードをいただきました。
その後、ユウタさんは授業の時間になったため、ツアーの後半は同じく日本人学生マネージャーのユキナさんが引き継いでくれました。
明るく社交的な方で、彼女のおかげでツアーの間も終始安心して過ごせました。

午後はかなり暑かったため、ツアーのあと、ユキナさんが再び校内カフェに案内してくれました。
カフェでは、ユウタさんのときもユキナさんのときも、学校のことだけでなく、日常の話も交えながら、和やかで楽しい時間を過ごしました。
ツアーの締めくくりにふさわしい、心地よいひとときでした。

フィリピンの午後は日差しが強く、暑さを感じることも多いので、もしあなたがここセブで学ぶ予定があるなら、携帯用のミニ扇風機を持っていくことをおすすめします。きっと役に立ちます。

全体的に、学校は内外装ともに非常に整然としていました。
デザインだけでなく、トイレや教室、カフェ、プールに至るまで清潔で整っており、とても印象が良かったです。
決して豪華ではありませんが、私が思い描いていた理想的な学校そのものでした。
学びと成長を求める人にとって、ここは学習に必要な環境がしっかり整った学校だと思います。

唯一の欠点を挙げるとすれば、キャンパス内にジムがないことです。
学校寮に滞在しながらジムで運動したい場合は、徒歩15分ほどの場所にあるフィットネスジムを利用する必要があります。
なお、外部寮のAzonにはジムが併設されているため、フィットネスを習慣にしている方も安心です。

学校の食事:実際のメニューと感想

昼食時のテーブルに置かれたフライドポテト、スープ、肉、野菜の料理

昼食はブッフェスタイルで、品数がとても豊富でした。
揚げ豆腐、モヤシ、チンゲン菜、醤油だれのナスなどの炒め野菜とフルーツを盛り付けました。
別の皿には、真太郎がレチェフラン(フィリピン版プリン)、チキンアドボ、フライドチキン、キムチ、トッポッキを少しずつ取り分けましたが、甘み・塩味・辛味を一枚の小皿に混ぜるのは、正直あまり良いアイデアではありませんでした😅

ケチャップを添えたフライドポテトとワカメスープもいただきました。
フライドポテトは学生に人気で、補充されてもすぐになくなってしまうそうです。
ユウタさんが気を利かせて取ってきてくれました。

料理の味付けは全体的にマイルドで、レタスサラダは新鮮でした。
スープは… 悪くはないのですが、特別印象に残る味でもありませんでした。
梨はジューシーでしたが、やや酸味がありました。これはフィリピンでは珍しいことではありません。
日本の梨が甘くシャキッとした食感なのに対し、フィリピンで食べる白梨は、美味しい時もあればそうでない時もあります。まさに運次第です。

パスタ、キムチ、レチョンカワリ、サラダ、スイカ、スープが並んだ夕食

夕食ブッフェには、フィリピンの定番料理レチョン・カワリ(豚バラ肉の揚げ物で、パリッとした皮が特徴)に加え、焼きそば、シューマイ、サツマイモの天ぷらなどが並びました。

黄色いシューマイは少しあっさりしていましたが、これはフィリピンの屋台やサリサリストア(フィリピンの伝統的な個人商店)でよく見かける軽食で、もともと優しい味つけのものが多いです。
料理の味そのものは特別ではありませんでしたが、真太郎と私は「十分楽しめる食事だね」という意見で一致しました。

フィリンターでは、日本や台湾、中東出身のシェフが学校を訪れ、自国の料理を振る舞うこともあるそうです。
私たちはその機会に恵まれませんでしたが、もしチャンスがあればぜひ味わってみたいです。

教室と自習室:綺麗で整然とした学習環境

スモールグループクラスでディスカッションをする教師と学生たち

アカデミック棟の1階では、主にマンツーマンレッスンが行われ、2階ではマンツーマンレッスンのほかに、少人数から大人数のグループレッスンが行われています。

マンツーマンクラスの各ドアに先生の名前、生徒のスケジュール、そして授業内容がラベルで表示されていたのが気に入りました。
また、1階のマンツーマンクラスエリアは、扉や机、椅子の色がセクションごとに赤、紫、緑、青、黄色で統一されており、綺麗で整然としていました。

私はこれまで、落ち着いてリラックスできる学習環境をつくるために、緑と白を基調とした教室で学び、教えてきました。
そのため、フィリンターの教室のインテリアは私にとってユニークなものです。
しかし、良い意味で、モチベーション、エネルギー、そして落ち着きが混ざり合った雰囲気を与えてくれるので、私はフィリンターの教室が好きです。

紫色の机と椅子が置かれたされたマンツーマン教室と、机と椅子が整然と並べられた自習室

廊下を歩いていると、どこもかしこもとても清潔に保たれていることに気づかずにはいられませんでした。
全ての教室は清潔で整頓されており、壁や床にホワイトボードマーカーの粉が付いていないのが驚きでした。
これは、私たちがこれまで訪れたほとんどの語学学校では珍しい光景です。一体どうやってこんなにきれいに保っているのか、正直不思議に思いました。

自習室もアカデミック棟1階の入り口すぐ脇の隅にあり、とても便利な場所にあります。
40組以上の机と椅子があり、エアコンも完備されています。
窮屈さは全く感じないので、復習でも予習でも、生徒はここで快適に勉強できます。


※この記事は前・後編の【前編】です。

後編では、見学した校内寮の生活環境やマンツーマン授業の体験、
日本人マネージャーによるIELTSコース受講前のヒント、そして学校の長所と短所について紹介しています。

後編はこちら👇
[Philinter Academy:熱心な英語学習者に最適な語学学校【後編】]


また、Philinter Academyにご興味をお持ちの方は、
学校情報ページもぜひご覧ください。
学校の特徴やコース内容など、実際の留学検討に役立つ詳細情報を掲載しています。

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セブ Philinter Academy(フィリンター・アカデミー)の校庭にあるプールと校内寮の外観

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ブログ著者 石川ジェニーの似顔絵(Grit留学の留学アドバイザー)
 著者:石川 ジェニー