1.コストもアクセスも魅力!身近な英語留学

英語留学を考える際、費用と移動のしやすさは大きなポイントです。
フィリピンは、学費・宿泊費・食費を含めても比較的リーズナブルで、日本からのアクセスも良いため、英語を学ぶ環境として現実的な選択肢 になっています。
学費も生活費も抑えやすい、コストパフォーマンスの良さ
欧米圏(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア)への留学と比べ、フィリピン留学は、授業料・宿泊費・食費がセットになっているため、トータルコストを抑えやすい のが特徴です。
また、フィリピンの物価は欧米と比べて安く、現地での生活費を抑えやすいのも魅力です。
学生の平均的な現地での生活費は、月10,000〜25,000ペソ(約3〜6万円)ほど、と言われています。
この金額には、生活必需品のほか、外食や買い物、娯楽費が含まれ、ライフスタイルによって変動します。
気軽に行ける、アクセスの良さ
フィリピンは、日本から直行便で約4~5時間という近さにあり、時差もたった1時間。
長時間のフライトや時差ボケの心配が少なく、気軽に渡航できるのも大きなメリットです。
LCC(格安航空会社)の路線も充実しており、渡航費を抑えることも可能です。
また、多くの語学学校では空港ピックアップサービス(有料)を提供 しているため、初めての海外留学でも安心してスタートできます。
リーズナブルでも、質の高い学習環境
「費用が安い=質が低い」というわけではありません。
フィリピンには質の高い語学学校が多く、特にマンツーマン授業が充実しているのが大きな魅力です。
短期間でも集中的に学べる環境が整っており、「できるだけコストを抑えながら、しっかり学びたい」という方に最適な選択肢となります。
また、アジア諸国・ヨーロッパ・中東・南米など、世界各国から多くの人がフィリピンに留学し、英語を学んでいます。そのため、英語を共通語とする多国籍な環境で学ぶことができ、異文化理解を深めながら、実践的に英語を使う機会が豊富です。
初めての留学でも安心して挑戦しやすく、「費用を抑えながら、しっかり英語を学びたい」と考えている方におすすめです。
2.1対1の授業で、自分に合った英語学習を

英語を学ぶ上で、自分のペースに合わせた授業が受けられるかどうか は重要なポイントです。
フィリピン留学の大きな特徴の一つが、ほとんどの学校で1対1の授業(マンツーマンレッスン)が受けられることです。
「話す時間が短い」「自分のレベルに合わない」というグループレッスンの課題を解決し、より効率的な学習が可能になります。
1対1の個別授業が主流
フィリピンの語学学校では、1日4~6コマのマンツーマン授業が一般的で、これは欧米圏の語学学校と比べても非常に多いです。
そのため、講師と1対1でしっかり学べる環境が整っています。
グループレッスンでは、発言する機会が限られるため、「話す機会が少ない」「質問しづらい」と感じることもあります。
一方、フィリピン留学のマンツーマン授業では、講師が生徒一人ひとりのレベルや学習目的に合わせて授業を進めるため、「周りのペースに合わせる必要がない」「わからない部分をすぐに質問できる」といったメリットがあります。
生徒の習熟度に応じて授業のスピードや内容を調整できる
1対1の授業では、生徒の理解度に応じて授業の進め方を柔軟に調整できるため、無駄なく学ぶことができます。
例えば
・発音に自信がない場合 → 授業中に間違いをその都度指摘してもらうことが可能。正しい発音を学ぶ機会を増やせます。
・苦手な文法やスピーキングの練習 → 先生が生徒の理解度に応じて、授業のスピードを調整しながら、必要な箇所を重点的に指導できます。
・試験対策(IELTSやTOEICなど)→1対1だからこそ、講師に質問しやすく、苦手な分野を重点的に学ぶことができます。
また、講師が生徒に合わせて副教材を用意することもあり、学習の幅を広げることができます。
欧米圏のグループレッスンでは、授業の進度や教科書のトピックを個人に合わせて変えることは難しいですが、フィリピンの1対1授業なら、「わからないまま授業が進む」「理解した内容を何度も復習する」といったムダを防ぐことができます。
生徒の習熟度に応じて授業のスピードや内容を調整できる
1対1の授業では、生徒の理解度に応じて授業の進め方を柔軟に調整できるため、無駄なく学ぶことができます。
例えば
・発音に自信がない場合 → 授業中に間違いをその都度指摘してもらうことが可能。正しい発音を学ぶ機会を増やせます。
・苦手な文法やスピーキングの練習 → 先生が生徒の理解度に応じて、授業のスピードを調整しながら、必要な箇所を重点的に指導できます。
・試験対策(IELTSやTOEICなど)→1対1だからこそ、講師に質問しやすく、苦手な分野を重点的に学ぶことができます。
また、講師が生徒に合わせて副教材を用意することもあり、学習の幅を広げることができます。
欧米圏のグループレッスンでは、授業の進度や教科書のトピックを個人に合わせて変えることは難しいですが、フィリピンの1対1授業なら、「わからないまま授業が進む」「理解した内容を何度も復習する」といったムダを防ぐことができます。
1対1だからこそ、英語を話す時間が圧倒的に増える
グループレッスンでは、他の生徒が話す時間もあるため、自分が話す時間は限られます。
しかし、1対1の授業では、授業時間の多くを自分が話す時間に使えるため、自然と英語を話す量が増えます。
また、グループレッスンでは「他の生徒の前で間違えたくない」と思い、発言を控えてしまうこともありますが、1対1ならリラックスして話すことがで
グループクラスも受けられる
フィリピン留学では1対1の授業が主流ですが、多くの学校ではグループクラスも提供されています。1対1授業と組み合わせることで、英語をより実践的に使う機会を増やすことができます。
グループクラスのメリット
・人前で話すことに慣れる → グループクラスでは、他の生徒とのディスカッションや発表の機会があり、英語を使って意見を伝える練習ができる。
・切磋琢磨できる → 他の生徒の英語を聞くことで、「こんな表現があるのか」と学びの機会が増える。
・1対1授業の成果を試す場になる → マンツーマンで学んだ内容を、実際に他の生徒と話す場として活用できる。
学校ごとに様々なコースが提供されており、個々の目標や目的に応じて最適な学習スタイルを選ぶことができます。
フィリピン留学では、1対1の授業が充実しているため、自分に合った学習ができる環境が整っています。
講師が個々のレベルや課題に合わせて指導してくれるため、グループレッスンでは得られない、密度の高い英語学習が可能です。
また、グループクラスも受講できるため、「人前で話す練習」「他の生徒と切磋琢磨」「学んだ内容を実践する機会」を持つこともできます。
「英語を話す機会を増やしたい」「自分のペースで学びたい」と考えている方には、フィリピン留学の1対1授業がぴったりです。
3.フレンドリーで優秀なフィリピン人講師がサポート

英語を学ぶ環境において、講師の質や指導スタイルはとても重要 です。
フィリピン留学では、英語力が高く、指導経験が豊富なフィリピン人講師が、親しみやすい雰囲気でサポート してくれます。
「先生に質問しやすい」「会話がしやすい」環境が整っているため、リラックスしながら学習できる のも大きな魅力です。
フィリピン人の高い英語力
フィリピンは、英語を公用語とする国の一つであり、ビジネスや教育の場では日常的に英語が使われています。さらに、世界的な英語力ランキング(EF EPI)で常に上位にランクインしており、国全体として英語力の高い環境にあります。
また、フィリピン人講師のほとんどは、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のC1レベル以上の英語力を持っています。C1レベルとは、仕事や学業で英語を自在に使いこなせる高度なスキルを意味し、英語を教える上でも十分な能力です。
さらに、フィリピンではアメリカ英語が標準とされているため、授業でもクリアで聞き取りやすい発音 が使われています。そのため、アメリカ英語に慣れたい方にとっても、フィリピン人講師の英語は非常に学びやすい と言えるでしょう。
質の高い指導力と継続的なトレーニング
フィリピンの語学学校では、大学卒業以上の講師が採用されており、多くの学校では採用前の研修が実施されています。また、採用後も定期的に講師向けのトレーニングが行われ、指導スキルの向上が図られています。
特に、IELTSやTOEICなどの試験対策を担当する講師は、自らも高スコアを取得していることが多く、試験の傾向や対策に精通しています。また、一部の学校では、試験対策科目の指導スキルを向上させるために、定期的な模擬試験や講師向けの研修が開催されています。
このように、継続的なトレーニングを通じて、講師の指導力が高められていることが、フィリピン留学の魅力の一つです。
フレンドリーで話しやすい講師陣
フィリピン人講師のもう一つの魅力は、フレンドリーで話しやすいことです。
講師と生徒の距離が近く、授業中もリラックスした雰囲気で会話ができるため、英語を話すことへの抵抗が少なくなります。
また、日本人学習者の特徴や苦手分野を理解している講師も多く、「間違えても気にせずどんどん話していいよ!」といった、ポジティブなサポートをしてくれることが一般的です。
「英語を話したいけど、自信がない…」と感じる方も、フレンドリーな講師とならリラックスして会話でき、英語を使うことへの抵抗が自然と減っていきます。
フィリピン留学では、高い英語力と指導スキルを持つフィリピン人講師が、フレンドリーにサポートしてくれます。
1対1の授業を通じて、自分のペースで学習できるだけでなく、英語を話すことに対する自信も身につけやすい環境です。
「英語の授業は緊張する…」「もっと話せるようになりたい!」という方にも、フレンドリーなフィリピン人講師との学習は、英語を楽しみながら上達できる貴重な機会 になるでしょう。
4.勉強に集中できる、充実した生活サポート

海外での生活に不安を感じる方も多いかもしれませんが、フィリピンの語学学校では、宿泊・食事・生活サポートが整っており、安心して学べる環境が提供されています。
勉強に集中できるよう、ほとんどの学校が学生寮を完備し、食事や生活サービスを提供しているため、留学中の生活面での負担を最小限に抑えることができます。
宿泊施設が完備され、通学の負担がない
フィリピンの語学学校では、ほとんどの学校が学校敷地内または近隣に学生寮を完備しています。
そのため、通学の負担がなく、授業の合間に部屋で休憩したり、自習をしたりすることができるのも大きなメリットです。
寮の部屋タイプは、1人部屋・2人部屋・3~4人部屋 など複数の選択肢があり、プライベート空間を重視する方も、他の留学生と交流しながら生活したい方も、自分に合った環境を選ぶことができます。
また、ほとんどの寮ではWi-Fiが利用可能 で、学習環境が整っています。
多国籍の食事が提供される、安心の食環境
海外留学で気になることの一つが、食事のクオリティです。
フィリピンの語学学校では、平日は1日3食、週末も2食の食事が提供されることが一般的 です。
多くの学校では、フィリピン料理に加え、日本食・韓国料理・中華料理など、多国籍のメニューが提供されています。また、日本人留学生が多い学校では、食事の味付けを調整し、日本人にも食べやすいメニューが提供されている ことが多いです。
自炊の必要がないため、食事の準備に時間を取られず、勉強に集中できるのも大きなメリット です。
生活サポートが充実し、快適に過ごせる
フィリピンの語学学校では、勉強に集中できるよう、生活面のサポートが充実しています。
宿泊環境の快適さはもちろん、清掃や洗濯、健康管理まで幅広いサポート体制が整っており、海外生活に慣れていない方でも安心して過ごせます。
主なサポート内容
定期的な部屋の清掃 | ほとんどの学校では週1回の清掃サービスが提供されており、清潔な環境が維持されています。一部の学校では週2回の清掃が行われています。 |
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ランドリーサービス | ほぼすべての学校で洗濯代行サービスが提供されており、洗濯の手間が省けます。また、一部の学校では洗濯機が設置されており、自分で洗濯することもできます。 |
定期的な害虫対策 | フィリピンは年間を通して気温が高く、一部の害虫が繁殖しやすい環境です。そのため、多くの学校では定期的に害虫駆除を実施し、快適な生活環境を維持しています。 |
生活サポート・相談窓口 | ほとんどの学校に、日本人または多国籍のスタッフが常駐しており、生活面の相談や困りごとに対応しています。 |
医療サポート | セブのほとんどの学校では、医師が定期的に往診を行っており、体調不良時の対応も安心です。また、バギオ・セブの一部の学校では看護師が常駐しており、簡単な診察や健康管理のサポートを受けることができます。 |
このように、日常生活のサポートが充実しているため、海外留学が初めての方でも安心して学習に集中できます。
フィリピンの語学学校では、学生寮・食事・生活サポートが充実しており、快適な環境で英語学習に集中できます。
宿泊施設が完備され、食事の準備も不要なため、海外での生活に慣れていない方でも安心して留学生活を送ることができます。
「生活面の心配を減らし、勉強に集中したい」と考えている方にとって、
フィリピン留学の手厚い生活サポートは、大きな魅力の一つです。
5.勉強だけじゃない。フィリピン留学の魅力

フィリピン留学は、勉強だけでなく、豊かな自然や異文化体験を楽しめるのも魅力です。
留学の合間に観光やアクティビティを楽しんだり、異文化に触れたりすることで、英語学習だけでは得られない貴重な経験を積むことができます。
勉強の合間にリフレッシュできる、美しい自然と観光スポット
フィリピンは、7,600以上の島々からなり、自然や観光地が豊富です。
白い砂浜が広がるビーチ、雄大な山々、世界遺産に登録された歴史ある街並みなど、多彩な魅力が詰まっています。
・ルソン島(Luzon) → フィリピン最大の島で、首都マニラや高原都市バギオがあり、世界遺産バナウェの棚田でも有名。
・ビサヤ諸島(Visayas) → セブやボラカイ島があるエリアで、美しいビーチやダイビングスポットが点在。
・ミンダナオ島(Mindanao) → フィリピン最高峰の山「Mt. Apo」や、トロピカルフルーツの産地として知られる。
フィリピンでは、ビーチでリラックスしたり、山の景色を眺めたり、歴史ある街を散策したりと、気軽にリフレッシュできます。
異文化体験ができる、多彩なフィリピンの魅力
フィリピンは、アジア・スペイン・アメリカの文化が融合した多文化国家です。
そのため、留学を通じて、英語だけでなく、多様な価値観に触れ、異文化を理解する貴重な機会を得ることができます。
・ローカルフードを楽しみながら、現地の人々と交流
・多国籍なクラスメイトとの会話を通じて異文化理解を深める
・お祭りやイベントを楽しみながら、歴史と文化に触れる
セブのシヌログ祭では歴史あるパレード を、バギオのパナグベンガ祭では伝統舞踊 を楽しめるなど、フィリピンならではの文化に触れる機会も豊富です。
フィリピン留学は、勉強に最適な環境が整っているだけでなく、美しい自然や異文化体験を楽しめる点も大きな魅力 です。
白砂のビーチや雄大な山々、世界遺産の歴史ある街並みなど、学習の合間に訪れることができるスポットも豊富。
また、多国籍な環境の中で学ぶことで、英語を使う機会が増え、異文化理解やグローバルな視野も広がります。
「英語を学ぶだけでなく、新しい環境での体験を大切にしたい」と考えている方にとって、
フィリピン留学は、語学力だけでなく、異文化理解や世界観を広げる貴重な経験になるでしょう
6.フィリピン留学前に知っておきたいポイント

フィリピン留学は英語を学ぶのに最適な環境ですが、日本とは異なる点も多くあります。以下のポイントを事前に把握しておくことで、より快適に安心して過ごすことができます。
衛生面
フィリピンの水道水は飲料用には適さないため、市販のボトルウォーターやウォーターサーバーの水を利用しましょう。また、屋台やローカルレストランなどでは衛生環境が日本と異なるため、飲食後に体調を崩す場合があります。
インフラ環境
フィリピンでは停電や断水、インターネットの不安定さ、水圧の弱さなどの課題があります。頻度や影響は地域によって異なり、学校や宿泊施設の設備や対応にも差があるため、事前に確認しておくことをおすすめします。また、ほとんどの施設ではトイレットペーパーを流せないため、使用後は備え付けのゴミ箱に捨てる必要があります。
治安
バギオやセブは留学向けのエリアとして比較的安全ですが、スリやひったくりには注意が必要です。
特に夜間の外出や貴重品の管理には十分気をつけましょう。
生活環境の違い
フィリピンでは、貧困層の生活が身近に感じられる場面もあります。
質素な家が立ち並ぶエリアや、野良犬・野良猫を目にすることも多いでしょう。
こうした景観や生活環境に驚くこともあるかもしれませんが、現地の社会を知る貴重な機会にもなります。
7.フィリピン留学をもっと知る:バギオの紹介

バギオ:教育と涼しい気候の都市
バギオ(Baguio)は、フィリピン北部ルソン島の山岳地帯にある都市です。標高約1,500メートルに位置し、年間を通して涼しい気候が特徴で、避暑地としても知られています。
もともとは先住民族が暮らしていた土地でしたが、アメリカ統治時代に開発され、日本人移民の技術も取り入れられました。
現在は、多くの大学や教育機関が集まり、教育都市として発展しています。
静かで落ち着いた環境があり、フィリピン国内でも英語力が高いエリアとして知られるバギオは、英語学習に適した留学先として人気があります。
北部フィリピンを代表する教育都市
バギオには、国内有数の大学があり、現地の学生だけでなく、アジアや中東、アフリカなど海外からの留学生も多く学んでいます。
フィリピンの大学教育は英語で行われており、バギオには優秀な英語教師を輩出する教育機関が数多くあります。これが、バギオの英語教育の質の高さを支える要因の一つです。
また、バギオには多くの英語語学学校があり、語学留学の受け入れ先としても発展しています。大学・語学学校ともに充実しており、バギオはフィリピン北部の教育拠点として知られています。
フィリピン屈指の英語力を誇る都市
フィリピンでは英語が公用語の一つとして広く使用されていますが、地域によって英語の普及度や習熟度には差があります。その中で、バギオはフィリピン国内で最も英語力が高い都市の一つとされています。
バギオの英語力の高さの要因は、質の高い教育環境にあります。こうした背景から、バギオでは学校の中だけでなく、日常生活の中でも英語を使う環境が自然に形成されています。
「英語を学ぶだけでなく、実際に使いたい」 という人にとって、バギオは理想的な都市のひとつです。
フィリピンの避暑地と呼ばれる街
フィリピンといえば常夏のイメージがありますが、バギオは例外的に涼しい気候を持つ都市です。年間を通して気温が低く、特に乾季(11月~5月)は快適な気候が続きます。
バギオの年間平均気温は約18℃。日中は25℃前後まで上がる日もありますが、朝晩は15℃を下回ることも珍しくありません。エアコンなしでも快適に過ごせるのが大きな魅力です。
かつては、暑い時期に政府機関がバギオへ移転していたこともあり、「フィリピンの夏の首都」とも呼ばれる人気の避暑地です。
この涼しい気候は、暑さが苦手な人や勉強に集中したい人にとって、理想的な環境といえます。
安心して暮らせる街
バギオは、フィリピン国内でも犯罪発生率が低く、治安が良い都市の一つとされています。市内には10ヶ所の警察施設があり、治安維持が図られています。
また、住民の多くが学生や教育関係者であることも、街の落ち着いた雰囲気につながっています。早朝や夜間でも、人通りのあるエリアでは比較的安心して歩くことができます。留学生にとっても、安心して生活できる環境が整っています。
ただし、どんな都市でも安全対策は必要です。夜間の一人歩きを避ける、人通りの少ない場所を避ける、貴重品の管理を徹底するなど、基本的な防犯意識を持つことが大切です。
フィリピンで最も降水量の多い都市
バギオは、フィリピン国内で最も降水量が多い都市 です。雨季は6月から10月ごろまで続き、特に8月は降水量がピークになります。 平年の8月の降水量は900㎜を超え、この時期は曇り空や雨の日が続くことが一般的です。
天候の影響で日照時間が短くなり、人によっては気分や学習のモチベーションに影響を受けることもあります。
バギオの語学学校は屋内で快適に学習できる環境を整えていますが、雨季の特徴を理解したうえで、自分に合った学習環境を選ぶことが大切です。
台風の影響を受けやすい地域
フィリピンでは毎年平均20個の台風が発生し、そのうちバギオ市は年間平均約5回、台風の影響を受けるとされています。台風の接近や通過に伴い、強風や豪雨が発生し、交通機関の乱れや停電、断水が生じることがあります。
バギオ市の公立学校は、台風や豪雨の警報が発令されると、安全措置のために休校措置を取ります。特に近年は台風の大型化・頻発化により休校日数が増加傾向にあります。
語学学校でも、台風の安全措置として休校になることがあります。台風による休校は、基本的に補講の対象にならないため、受講予定だった授業数が減る可能性があります。
バギオ留学を検討する際は、台風シーズン(主に7月から10月)の影響も考慮しておくとよいでしょう。
インフラ面の課題
バギオでは台風の影響による突然の停電や、設備修理等に伴う計画停電が発生することがあります。台風の影響はセブより多い傾向にありますが、多くの語学学校が発電機を設置するなどの対策を取っています。また、特に乾季(1月〜5月)には水不足による断水が起こることがあります。
インターネット環境は日本と比較すると安定性が低く、通信速度が遅くなったり、接続が不安定になったりすることがあります。台風の影響で通信が途絶える場合もあります。語学学校ではWi-Fiが提供されていますが、利用状況や地域、通信インフラの影響によって速度が低下したり、接続が不安定になったりすることがあります。SIMカードを利用した場合も同様です。
そのため、フィリピンのインフラは日本と比較して脆弱であることを理解し、事前に心構えを持っておくことが大切です。
アクセス環境
バギオは、フィリピン北部の山岳地帯に位置しており、主要都市からのアクセスに時間がかかります。マニラやクラーク国際空港からバギオへは、陸路での移動が必要です。マニラからは長距離バスで約5〜7時間、クラークからでも約3〜5時間かかります。
バス移動には直行便の数や時間などの制約がありますが、BESA(バギオ英語学校協会)に加盟している語学学校は、ピックアップサービス(有料)を提供しているため、これを利用すれば安心して語学学校まで移動できます
バギオには多くの魅力がある一方で、生活面やアクセス面での不便さもあります。しかし、落ち着いた環境で学習に集中でき、質の高い授業を受けられる都市として、多くの留学生に選ばれています。
学習環境を重視する方にとって、バギオは理想的な留学先のひとつとなるでしょう。
8.フィリピン留学をもっと知る:セブの紹介

セブ:英語学習とリゾートの都市
セブ(Cebu)は、フィリピン中部のビサヤ地方に位置し、160以上の島々から成るエリアです。スペイン統治時代の最初の首都であり、現在はフィリピン第2の都市として発展を続けています。
セブは、美しいビーチやリゾート地として知られる一方で、フィリピン最大のESL(English as a Second Language)教育都市として、留学先として高い人気を誇ります。
また、セブ・マクタン国際空港があるため、国内外からのアクセスが良く、到着後すぐに学校へ移動できる利便性も魅力です。観光地が多く、国際的な雰囲気があるため、学習とリゾートを両立しながら、実際に英語を使う機会を多く得られる都市です。
フィリピン最大のESL教育都市
セブは、フィリピンで最も多くの英語語学学校が集まる都市であり、フィリピン最大のESL教育都市として発展してきました。フィリピン全体の英語留学生の約70〜80%がセブを選ぶとも言われており、留学先として高い人気を誇ります。
セブ市には、フィリピン国内でも評価の高い大学が複数存在します。これらの教育機関は、英語を公用語とする環境の中で、多くの優秀な人材を輩出しています。
こうした環境が、セブをフィリピン最大のESL教育都市とする要因のひとつです。
国際色豊かで英語を使う機会が多い都市
セブは、フィリピン有数の観光都市であり、多くの外国人観光客が訪れる国際的な環境が整っています。アジア諸国の他、アメリカやオーストラリアなどの英語圏からの観光客も多く、レストランやカフェ、ショッピングモールなどの日常生活の場でも英語が頻繁に使われています。
また、英語が公用語として浸透しているため、ホテルや商業施設、交通機関などでも英語での対応が一般的です。 観光客との交流の機会も多く、英語を話す環境が自然と整っています。
こうした国際的な環境の中で、学校の授業以外でも英語を使う機会が多く、日常生活の中で実践的なコミュニケーション能力を高められることが、セブ留学の大きな魅力のひとつです。
学習と観光のバランスが取れる環境
セブは、美しいビーチやリゾート地として知られる一方で、多くの語学学校が集まる学習環境も整っています。そのため、英語を学びながら観光も楽しめる点が、セブ留学の魅力のひとつです。
学校のカリキュラムは、週末は自由時間となることが一般的です。そのため、週末を利用して島巡りやシュノーケリングなどのアクティビティを楽しむことができ、学習とリフレッシュのバランスが取りやすい環境が整っています。
また、セブはフィリピン史において重要な役割を果たした都市であり、スペイン統治時代の名残を感じられる歴史的建造物が多く残っています。こうした文化遺産を訪れることで、フィリピンの歴史や多文化的な背景に触れることができます。
さらに、カフェなど落ち着いた環境で勉強できる場所も多く、数多くのショッピングモールは気分転換の場として活用できます。
このように、セブでは英語学習に集中しながらも、観光や文化体験を通じて充実した留学生活を送ることが可能です。
利便性の高いアクセス環境
セブは、フィリピン国内外からのアクセスが良好な都市のひとつです。 セブ・マクタン国際空港があり、日本を含む各国からの直行便が運航しているため、移動の負担が少なく留学をスタートできます。
空港から語学学校までは、車で15分〜1時間程度で到着するため、長距離移動の必要がなく、スムーズに学校へ向かうことができます。また、語学学校の多くは、有料のピックアップサービスを提供しており、初めてのフィリピンでも安心して移動できる環境が整っています。
一年を通して高温多湿の気候
セブは、年間を通じて気温・湿度の高い熱帯地域に位置しています。一年を通して平均最高気温は約30℃、平均最低気温は約25℃です。また、湿度の平均値も年間を通して80%前後と高いため、気温以上に暑さを感じることがあります。
語学学校を含め、多くの施設では冷房が使用されており、屋内は快適な温度に保たれています。ただし、冷房の効いた室内との温度差に注意する必要があり、室温が低すぎると感じる方もいるかもしれません。
高湿度の環境では、熱中症の危険が高くなるため、こまめな水分補給を心がけることも大切です。暑さが苦手な方や、冷房の効いた環境に慣れていない方には厳しく感じられることもあるかもしれません。
一方で、一年を通して薄着で過ごせるため、服装の準備がシンプルで済むのはメリットのひとつです。
勉強と遊び、自己管理が求められる環境
セブはリゾート地としての魅力がありますが、勉強に集中しながら観光やアクティビティの誘惑をコントロールすることが求められます。特に、週末や放課後は自由時間となることが多く、ショッピングやマリンスポーツ、ナイトライフを楽しめる環境が整っています。
しかし、遊びの選択肢が多い分、自己管理ができないと学習時間が削られてしまう可能性があります。学習時間を確保し、計画的に過ごすことが重要です。
セブ留学は、「勉強も遊びも両立させたい」と考えている人にとって理想的な環境ですが、目的意識を持ち、学習習慣を維持することが重要です。
インフラ面の課題
セブはバギオより台風の影響が少ないものの、強風や大雨などの悪天候による一時的な停電が発生することがあります。また、設備修理等に伴う計画停電が実施される場合もあります。さらに、乾季(1月〜5月)には水不足による断水が発生することもあります。
インターネット環境は日本と比較すると安定性が低く、通信速度が遅くなったり、悪天候時に接続が途切れたりすることがあります。語学学校ではWi-Fiが提供されていますが、利用状況や地域、通信インフラの影響により速度が低下したり、接続が不安定になったりすることがあります。SIMカードを利用した場合も同様です。
そのため、フィリピンのインフラは日本と比較して脆弱であることを理解し、事前に心構えを持っておくことが大切です。
セブには多くの魅力がある一方で、高温多湿の気候や勉強と遊びのバランスを保つことが課題となる場合があります。しかし、都市の利便性を活かしながら英語を学べる環境が整っており、また、観光やアクティビティも楽しめる都市として、多くの留学生に選ばれています。
英語学習に取り組みながら、余暇の時間も楽しみたい方にとって、セブは理想的な留学先のひとつとなるでしょう。
9.バギオとセブの環境比較
バギオとセブは、それぞれ異なる魅力を持つ留学先として多くの留学生に選ばれています。
ここでは、気候、アクセス、教育環境、生活環境など、主要なポイントを比較し、それぞれの違いを明確に示します。
両都市の特長を理解し、自分に合った留学先を選ぶ参考にしてください。
項目 | バギオ | セブ | |
---|---|---|---|
気候 (気温・湿度) |
年間を通して涼しく、平均気温18℃前後。エアコン不要で快適に過ごせる。ただし、朝晩は冷え込むことがあり、長袖が必要になることもある。 | 年間を通して高温多湿。平均最高気温30℃、最低気温25℃前後。湿度が高いため、気温以上に蒸し暑さを感じることがある。冷房の効いた屋内と外気温の差が大きいため、体調管理に注意が必要。 | |
天候・台風の影響 | フィリピンで最も降水量が多い地域で、特に8月の降水量は900mm以上。雨季(6月~10月)は雨や曇りの日が多い。年間約5回台風の影響を受ける。 | 台風による大きな影響を受けることは少ないが、強風や大雨が発生することがある。雨季(6月〜11月)はスコールが発生しやすい。 | |
アクセス | マニラから長距離バスで約5〜7時間、クラークから約3〜5時間。多くの語学学校で有料のピックアップサービスが提供されており、安心して移動できる。 | 日本から直行便あり。空港から語学学校までは、車で15分~1時間程度。多くの語学学校で有料のピックアップサービスが提供されており、安心して移動できる。 | |
教育環境の質 | 教育都市として国際色豊かな環境があり、世界各地からの学生が集まる。そのため、日常生活でも英語を使用する環境が形成されている。 | フィリピンで最も多くの英語語学学校が集まり、ESL教育都市として知られている。フィリピン全体の英語留学生の約70~80%がセブを選ぶとされている。国内でも評価の高い大学が複数存在し、多くの優秀な英語教師を輩出している。 | |
英語環境 | 教育都市として国際色豊かな環境があり、世界各地からの学生が集まる。そのため、日常生活でも英語を使用する環境が形成されている。 | 観光都市として国際的な環境が整っており、英語圏の旅行者や滞在者も多い。そのため、日常生活でも英語を使用する環境が形成されている。 | |
生活環境 (治安・利便性) |
自然豊かな落ち着いた環境で、治安が比較的良い。ショッピングモールや飲食店もあり、日常生活に不便はない。安心して生活できる環境が整っている。 | 都市部の利便性が高く、ショッピングモールや飲食店が充実している。一方で、エリアによっては治安面での注意も必要。 | |
学習環境と娯楽のバランス | アクティビティは少ないが、学習に集中しやすい静かな環境。移動時間はかかるが、世界遺産やビーチリゾートを訪れることもできる。 | ビーチや観光地が多く、ショッピング・マリンスポーツなどの娯楽も豊富。学習とのバランスを取るための自己管理が求められる。 | |
インフラ環境 (停電・断水・通信) |
台風や設備修理等による停電、乾季の断水がある。ネット環境は日本より不安定で、速度低下や接続が途切れることもある | 強風や大雨、設備修理等による停電、乾季の断水がある。ネット環境は日本より不安定で、速度低下や接続が途切れることもある。 | |
特徴のまとめ | 山岳エリアの涼しい気候と落ち着いた環境が特徴。質の高い教育環境と治安の良さ、国際色豊かな学生都市としての魅力がある。降雨量の多さや台風の影響、インフラ・アクセス面の課題がある。 | 海に囲まれたリゾート都市で、温暖な気候と利便性の高さが特徴。多くの語学学校があり、国際的な雰囲気の中で英語を日常的に使える環境や観光面での魅力もある。高温多湿な気候やインフラ面の課題、自己管理が求められる環境でもある。 |