
フィリピンは宗教的行事と地域ごとの祭りが混じり合う、色彩豊かな祝日文化を持つ国です。
国全体で休暇となる「国民の祝日」と、地域や都市単位で盛り上がる「フェスティバル」が重なり、現地で生活する上でカレンダーの確認は欠かせません。
以下では年間を通した代表的な祝日と、現地で特に人気のある祭りを季節ごとに紹介します。
最新の公式発表に基づいた祝日情報や主要祭りの開催時期は随時更新されるため、渡航前には公式告示や在外公館の案内を確認すると安心です。
フィリピンの主な国民の祝日
フィリピン政府は毎年、正月や復活祭の時期、独立記念日、英雄をたたえる日などを公式に定めます。
代表的な「国民の祝日」は、新年、復活祭関連の日、労働の日、独立記念日、国民英雄の日、ボニファシオの日、クリスマス、リザールの日(国民的英雄を記念する日)などです。
宗教行事に合わせた特別の非労働日も含まれるため、具体的な休日日程は官報や大使館の案内で確認してください。
復活祭と春の連休
フィリピンでは宗教行事である聖週間が重要で、聖木曜日や聖金曜日は多くの職場で休みになります。
イースター周辺は国内移動が増えるため、国内線や宿泊施設が混雑しやすい点に注意が必要です。
季節ごとの代表的な祭りと見どころ
初春:1月の祭り

一月は多くの島で新年の余韻と宗教行事が重なり、とりわけセブ島のSinulog Festival(シヌログ・フェスティバル)や、パナイ島のカリボで開催されるAti-Atihan Festival(アティアティハン・フェスティバル)が有名です。
シヌログは色とりどりの衣装と道路を舞う踊りで知られ、アティアティハンは原始的なパフォーマンスと信仰が混ざり合う祭りとして人気があります。
さらに、マニラでは黒衣のナザレの行列 Black Nazarene(ブラック・ナザレ)が信者を集める大きな宗教的イベントになります。
2月〜3月:花と街の祭り

ルソン島のバギオ市で行われる花祭りPanagbenga Festival(パナグベンガ・フェスティバル)は、街中を花で飾るパレードが見どころです。
春先は気候も穏やかで、屋外イベントが多く企画されます。
夏〜初秋:収穫と感謝の祭り
五月頃には、ルソン島のケソン州ルクバンのPahiyas Festival(パヒヤス・フェスティバル)のような収穫祭が各地で行われ、家屋を農産物で華やかに飾る光景が見られます。
八月には大型の祝日や地方の祭礼もあり、地域ごとの特色ある催しが続きます。
晩秋〜秋:仮面と踊りの祭り
10月頃には、ネグロス島 バコロドのMassKara Festival(マスカラ・フェスティバル)祭りのように、マスクを着けた群舞で街がにぎわいます。
年末に向けてはクリスマス関連の行事が長く続き、フィリピンならではの賑わいを楽しめます。
渡航計画で押さえておきたいポイント
フィリピンでは祝日が重なると長期の休暇になることがあり、特に復活祭や年末年始は官公庁も企業も長めに休む傾向があります。
国内線やフェリー、ホテルは早めに満席になるため、スケジュールに余裕を持たせることをおすすめします。
加えて、地域によってはフェスティバル当日が市全体の祝日扱いになり、店舗や公共サービスが制限される場合があるので、訪問先の市役所や観光局の情報を確認してください。
カレンダーを最新に保つには
最も信頼できる方法は、フィリピン政府の官報や大統領令、在外公館(大使館・領事館)の「祝日案内」をチェックすることです。
また、主要な旅行案内や現地メディアもフェス情報を更新しますが、公式の休日指定は官報が確定版です。
まとめ:文化を楽しみつつ現地事情に備える
フィリピンの祝日と祭りは、宗教的伝統と地域文化が色濃く反映されたものが多く、現地で暮らす外国人にとっては非日常感があり大きな魅力です。
一方で旅程管理の面では、祝日や地域イベントが影響を与えるため、念入りな事前確認が重要になります。
現地の盛り上がりを楽しむ心構えと、公式カレンダーのチェックを組み合わせて、安心で充実した渡航計画を立ててください。


