セブ・B’Cebu:生活と学習の快適さが揃う総合型語学学校【前編】

セブ・マクタン島にあるB’Cebu(ビーセブ)の8階建ての大きな校舎外観

API BECI(エーピーアイ・ベシ)はフィリピン国内に4つのキャンパスを構えています。
バギオ市に3つ、そしてセブに1つのキャンパスがあります。
各キャンパスはそれぞれ独自の魅力と特色を持っており、集中的なIELTS対策コースから柔軟なスピーキングコースまで、様々なコースが用意されています。

本日は、その中でも最大規模で、「オールインワン」の語学学校として知られる、B’Cebu(ビーセブ)のキャンパスをご紹介します。

セブのマクタン島に位置するB’Cebuは、マクタン・セブ国際空港から車でわずか20分と、留学生がアクセスしやすい環境です。
キャンパスの北側には商業施設や住宅タワーが集まるMactan Newtown(マクタン・ニュータウン)があり、西側には島内でも特に活気のある港の一つ、Angasil Port(アンガジル港)があります。
週末の小旅行やアイランドホッピング、外食などを楽しみたい学生にとって、便利な立地です。

前編では、B’Cebuの立地や学校の雰囲気、周辺のショッピングエリア、校内施設、講師トレーニングの様子、そして食事の内容と実際の感想まで、学生生活に関わるポイントを中心に紹介しています。
B’Cebuの雰囲気や生活環境を知りたい方は、ぜひ読み進めてみてください。


※この記事は前・後編の【前編】です。
後編はこちら👇
[セブ・B’Cebu:生活と学習の快適さが揃う総合型語学学校【後編】]

学校の雰囲気

ビーセブの2階にある明るいスタディーホールで自習をしている多くの学生

B’Cebuは600人以上の学生を収容できる規模ですが、広々とした校舎のおかげで、私たちが訪れた際にキャンパスが窮屈に感じることはありませんでした。
校舎内の移動も楽で、スタディホールやダイニングの席も簡単に見つけることができました。
訪問時はちょうど閑散期で、混雑はまったくありませんでした。
ただし、7月や8月の繁忙期には、食堂やライブラリなど一部のエリアで少し混み合うことがあるかもしれません。

全体としてキャンパスは騒がしすぎることはなく、リラックスした雰囲気で落ち着いており、学習に集中しやすい環境でした。

一方で、バレーボールトーナメントやズンバ(フィリピンで人気のエクササイズダンス)といった校内アクティビティの音や、夕方になると近隣のカラオケの音が聞こえることもありました。
ただし、それは滞在する部屋の位置や向きによって異なるため、一概には言えません。

学校周辺の観光スポットとショッピングエリア

Metro Supermarket at LG Garden Walk Mactan

LG Garden Walk Mactanの駐車場から見たMetro Supermarketの外観

B’Cebuから徒歩約10分の場所に、LG Garden Walk Mactan(LGガーデンウォーク・マクタン)というモールがあります。
そこに、Metro Supermarket(メトロ・スーパーマーケット)が入っており、遠くまで出かけなくても日用品や食品を購入できます。

学校では、LG Garden Walk Mactanまでの無料シャトルサービスを提供しており、ちょっとした食料品の買い足しや気軽な買い物にとても便利です。

徒歩で向かう場合は、モール前の道路を横断する際に、特に注意してください。
私たちも実際に歩いて向かったのですが、近くに横断歩道がありませんでした。
道路の幅が広く、交通量も多いので渡るのが怖かったです。

フィリピンでは、地域によってはこうした状況がよく見られます。
道路を横断する際は、十分に注意を払い、地元の人と同じタイミングで渡ることをおすすめします。

メトロスーパーマーケットの果物売り場に並ぶマンゴーとポメロ

Metro Supermarketでは、日用品のほか、ビスケットなどの軽食、新鮮な果物、飲み物、お土産まで、近くのセブンイレブンより安く買えることが多いです。

LGガーデンウォーク・マクタンのレストランで2枚のピザを前にして笑顔になる真太郎

LG Garden Walk Mactanには、複数のレストランやカフェも入っています。
セブの暑さをしのぐためにアイスクリームやシェイクを楽しんだり、パスタやシーフードを食べたりしたいときでも、ここで簡単に見つけることができます。

私と真太郎は、シーフードレストランと迷いましたが、ピザを食べることに決めました。
ピザ2枚で₱660という値段の安さに驚きつつ注文し、食べてみるとその美味しさにびっくりしました。

Mactan Newtown

Mactan Newtownの入口にある噴水とヤシの木の夜景と月

Mactan Newtown(マクタン・ニュータウン)は、B’Cebuから徒歩わずか10分、または学校の無料シャトルサービス(先着順)で約3分の場所にあります。
高層マンションやオフィス、レストラン、食料品店が立ち並び、まるで小さな街のような雰囲気です。

Mactan Newtownにはカフェや各国料理のレストラン、スーパーマーケットやドラッグストアが揃っており、学校以外で気分転換をしたい学生にとって、週末のお出かけに最適です。
地元の人々と交流したり、セブの多様な文化を観察したりするのにも良い場所です。

Mactan Shrine

Mactan Shrineでラプラプ像の隣に笑顔で立つGrit留学のジェニー

Mactan Newtownからさらに徒歩10分ほど進むと、Mactan Shrine(マクタン・シュライン)に着きます。
写真をよく見ると、Lapu-Lapuの銅像の後ろに高層ビルが写っています。あれがMactan Newtownで、私と真太郎がこの観光地へ向かう途中で通ったエリアです。

Mactan Shrineは、ヨーロッパの探検家とフィリピンの人々との歴史につながる“過去への入口”のような場所です。
この歴史は、今のセブを形づくった重要な背景でもあります。
留学中の体験に観光や歴史を組み合わせたい方には、Mactan Shrineの訪問を強くおすすめします。
フィリピンの英雄 Lapu-Lapu(ラプ=ラプ)の像の隣に立ち、マゼラン湾を見渡していると、彼と部下たちがフェルディナンド・マゼランを打ち負かした1521年に、まるでタイムスリップしたような感覚になります。

キャンパスツアー:学びを支える施設

校舎1階のカフェで語り合うB’Cebuの学生たち

B’Cebuの日本人マネージャー、栗原さんのおかげで、私たちは丸1日かけて校内施設の見学、トライアルクラスの受講、講師の方々へのインタビュー、食事や宿泊などの体験を行うことができました。
最初は、こんなに広いキャンパスを歩くのは大変だろうと思っていましたが、実際はシンプルで分かりやすい造りでした。

キャンパスの第一印象は、ショッピングモールと学校、コンドミニアムが一体になったような空間です。
1階にはカフェ、ダイビングショップ、ランドリーサービス、レストラン、旅行代理店、フィットネスジム、コンビニエンスストア、広々とした食堂、そして大人数向けのグループ教室があります。

2階は学習エリアになっており、マンツーマン教室、少人数グループ教室、ライブラリ、スタディラウンジ、ヘルプデスク、プレゼンテーションルームなどが並んでいます。

3階から8階が学生寮となっており、3階にはズンバなどのアクティビティも行えるルーフトップエリアがあります。
どの施設も整然としていて、新入生でも初日からすぐに馴染めると感じました。

ビーセブの2階にあるライブラリで自習する学生たち

これまで見てきた施設の中でも、B’Cebuならではの特徴の一つがライブラリです。
他の学校では、実際に大きなテーブルと椅子があり、教科書が並ぶ本棚で囲まれたライブラリは見たことがありません。
だからこそ、空き時間に静かに勉強できる場所を求める学生にとって、このライブラリは大きなメリットになると思います。
アカデミックオフィスに許可を取れば教科書を閲覧することもでき、Wi-Fi接続用のQRコードも掲示されています。

ライブラリのすぐ隣には、プレゼンテーションルームがあります。
中に入ると、15人ほどの先生方が席に着き、ユニフォームの異なる1人の先生が教壇に立っていました。
栗原さんによると、ちょうど講師トレーニングの最中とのことで、掲示されていたスケジュールも見せてくださいました。
正直、研修の多さには驚きました。月曜日から金曜日まで、朝から夕方までスケジュールが入っているのです。
他の学校では、レギュラー講師に対するここまで徹底したトレーニング体制を見たことがありません。

B’Cebuが講師の育成にこれほど力を入れていることは、とても心強いと感じました。
講師の指導力やクラスマネジメント力の向上につながるだけでなく、学生が十分に準備を整えた熱心な講師から授業を受けられる環境づくりにも直結しています。
これは、私がこの学校に対して本当に感謝している点の一つです。

夜の時間帯に、私たちは1階に戻り、フィットネスジムとカフェの様子を見に行きました。
ジムでは学生たちがトレーニングに励んでいました。
ダンベルやバーベルなどのフリーウェイトや、ラットプルダウンなどのマシンを使用して無酸素運動を行う学生、ステップマシンなどの有酸素運動をしている学生がいました。
また、キックボクシングを習っている台湾人学生にも会いました。

一方で、カフェでは、友人と会話をしてくつろぐ学生や、一人で自習をしている学生たちを見かけました。

B’Cebuが学生のためにこうした便利な施設を整えているのは、本当に素晴らしいと感じました。
実際、これまで訪れた学校の中でも、B’Cebuの設備は特に印象的です。オールインワンスクールと呼ばれる理由も納得できます。
こうした環境があるからこそ、学生はキャンパスライフを心から楽しめると思います。
また、必要な施設がすべて校内にあるため、頻繁に外出する必要がなく、時間と労力の節約にもつながります。

学校の食事:実際のメニューと感想

B’Cebuの食事は3食ともブッフェスタイルで提供されます。
奥行きのあるダイニングホールに長いカウンターが設置されており、そこに数々の料理やご飯、パン、フルーツなどが並んでいます。
ドリンクバーやアラブの学生のためにハラルフードのコーナーもありました。

カウンターは並列に2列あり、左右同じメニューが提供されています。
そのため、学生数が多くても待ち時間なく食事をとることができます。

Breakfast

コンビーフライス、ソーセージ、ポークトシーノ、スクランブルエッグ、梨のB’Cebuの朝食

真太郎の朝食メニューには、フィリピンの典型的な料理が含まれていました。
ポークトシーノ(甘く味付けして燻製した豚バラ肉で、赤みがかった見た目が特徴)は、スペインの影響を受けた料理で、フィリピンの朝食の定番です。
スクランブルエッグと茶色のソーセージも添えられていましたが、フィリピンでは鮮やかな赤い色のソーセージの方がよく見かけます。
その他は、コンビーフライス、シュウマイ、わかめスープ、サラダ、梨などです。
真太郎にとって、ポークトシーノは日本で食べなれない味だったようですが、コンビーフライスはとても気に入ったそうです。

私の場合は思わぬ胃の不調で、残念ながら朝食を見送りました。
その代わりに、学校のウェルカムセットでいただいた「SKY FLAKES(スカイフレーク)」クラッカーを食べることにしました。
正直、この小さなクラッカーはまるで“小さなヒーロー”のような存在でした。フィリピンでは、定番のおやつだからです。

「SKY FLAKES」は、フィリピンで幅広く親しまれている軽い塩味のクラッカーで、腹持ちがよく食べやすいのが特徴です。
プレーンのほか、バター、チョコレート、コンデンスミルク、ピーナッツバターなどいくつかのフレーバーが販売されており、軽食としても非常に人気があります。
とても美味しいので、機会があれば是非試してみてください。

Lunch

ご飯、フライドチキン、パスタ、サラダ、野菜炒めが並ぶボリューム満点のランチ

ランチには、さまざまな料理が並んでいました。
メイン料理は、フライドチキン、ガーリックパスタ、タイバジルポークです。
そこに、ほうれん草と空芯菜の炒め物、ご飯とシュウマイ、サラダ、バナナと梨を盛り付け、韓国風味噌汁とライチジュースを添えました。
提供されている料理の種類がとても多いので、すべての種類を味わうことは出来ませんでした。

味の組み合わせはとてもユニークで、フィリピン・日本・タイの要素が混ざり合っているように感じましたが、全体的にはマイルドな仕上がりでした。
野菜炒めは少し油っぽかったものの、フィリピン料理ではよくあることです。

韓国風味噌汁については、真太郎は「美味しい」と言っていました。
私はやはり、日本で飲む味噌汁が一番だと思いますが、こちらの味噌汁も悪くありませんでした。

Dinner

ご飯、チキン、ポークアドボ、焼きそば、サラダ、パパイヤが盛られたビーセブの夕食

夕食のメイン料理は、チキンマンゴージャム、タコのフリッター、そしてポークアドボでした。
アドボエッグ(アドボ風に調理したゆで卵)、焼きそばに加え、キャベツ炒め、炒飯、ほうれん草とマッシュルームのソテーも盛り付けました。
さらに、サラダ、梨とパパイヤ、わかめスープ、ストロベリーティーをいただきました。

フィリピンのアドボには、ソースが多いタイプとドライタイプの2種類があります。
今回はドライタイプでした。ドライタイプは作り方によっては硬くパサつくことがありますが、このポークアドボはほどよくジューシーで、とても美味しかったです。

チキンマンゴージャムはマンゴーの風味が控えめでしたが、味自体は気に入りました。
パパイヤは半熟でやや硬めでしたが味は美味しく、フレッシュフルーツをデザートに食べられるのは嬉しいポイントです。
パパイヤはフィリピンで一般的なトロピカルフルーツで、学校の食堂でもよく提供されています。

食事の全体的な感想

味覚は本当に人それぞれですが、私にとってここの料理は全体的にマイルドで、塩辛すぎたり味が濃すぎたりすることはありませんでした。
フィリピン人シェフの皆さんは、できるだけ多くの学生が食べやすいように工夫しているのだと感じます。その心遣いが伝わってきました。

とはいえ、味の感じ方は本当に難しいものですよね。
私と真太郎でさえ意見が分かれることがありますし、あなたが実際に食べてみればまた違う印象を受けるかもしれません。
ですので、ここでの食事についての感想は、あくまでも参考として受け取っていただければと思います。

B’Cebuでは、日本人シェフが学校を訪れ、日本の料理を振舞うこともあるそうです。
過去には、とんこつラーメンや唐揚げ、とんかつ、いなり寿司、タコ焼きが提供されました。
私たちも機会があれば是非味わってみたいです。


※この記事は前・後編の【前編】です。

後編では、教室や自習エリアの使い心地、学生寮での滞在体験、校内のWi-Fi環境、ネイティブ講師・フィリピン人講師による授業の様子、さらに放課後アクティビティや講師陣の教育的な考え方など、B’Cebuでの学習と生活をより具体的に紹介しています。

後編はこちら👇
[セブ・B’Cebu:生活と学習の快適さが揃う総合型語学学校【後編】]


また、B’Cebuにご興味をお持ちの方は、
学校情報ページもぜひご覧ください。
学校の特徴やコース内容など、実際の留学検討に役立つ詳細情報を掲載しています。

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セブ B'Cebu(ビーセブ)の校庭から見た8階建ての建物外観

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ブログ著者 石川ジェニーの似顔絵(Grit留学の留学アドバイザー)
 著者:石川 ジェニー